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子育ちエッセイ

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たまらなく愛おしいと思うこともあれば、どうしようもなくしんどいと思うこともある育児。その両面をコトバにできたらと思っています。
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#note感想文

その手に握りしめている手綱を手放すために

うちの夫は、家事育児の天才かもしれない

と、思うことにしてみた。

いや、実際に、うちの夫は本当に天才なのだ。

子どもの遊び相手をすることも、兄妹ケンカをなだめることも、私よりずっと上手い。すぐに「ダメ」とか「やめて」とか言っちゃう私とは大違いだ。(「私と違って、あなたはたまにしか子どもと関わる時間がないからそういう余裕があるんでしょ」って思っていることはナイショ。)

家事だって、大抵のこと

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育児のつらさが育児そのもので解決することはきっとない

育児のつらさが育児そのもので解決することはきっとない

育児のつらさを育児そのもので解消できたことがほとんどない。つらい時に「なんでだろう?どうしてだろう?」とあれこれ考え試行錯誤をくり返しても、結局不毛に終わることの方が多いのだ。

つい数日前まで、またしても悶々とした日々を過ごしていました。事の発端が何だったのかさえわからなくなるほどに、ぐるぐるぐるぐる、頭の中でずっと考えていた。

子ども達がやらないで欲しい事ばっかりやるから?
息子のトイレトレ

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この世界で、私の子どもの心を最も深く傷つけるのはきっと私だ

この世界で、私の子どもの心を最も深く傷つけるのはきっと私だ

自分の子どもが誰かによって傷つけられることを望む親など、きっといないだろう。

クラスメイトからのいじめや、先生や上司からの暴言、見知らぬ他人からの中傷等、この先の人生で子どもが何かで傷つく可能性を考えればキリがない。それらから子どもを守ってやりたいと思うのは、親の自然な気持ちだろう。

にも関わらず、きっと実は私自身が一番深く、子どもの心を傷つけてしまっているのだ。今までも、これからも。

* 

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