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子育ちエッセイ

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たまらなく愛おしいと思うこともあれば、どうしようもなくしんどいと思うこともある育児。その両面をコトバにできたらと思っています。
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#子育ち

ぬくもりの記憶

ぬくもりの記憶

子どもの頃、冬の夜は毎晩冷えた自分の足先を母の腿に挟んで眠っていた。

私にとって母は、恐怖の対象でしかなかった。毎日のように鬼のような形相で怒られ、優しくしてもらった記憶などほとんどない。今だからこそ、母のあの狂乱は教育熱心だったが故だったのだと少しは理解できるものの、小さかった時はそんな事理解できるはずもなく、ただただ怖かった。にも関わらず、眠る時だけは何故か、当たり前のように毎晩そうして眠っ

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旅するように日常を生きる

旅するように日常を生きる

「この子はすぐつっかかるなあ」

父と私と息子の3人で散歩をしていた時に、そう父が言った。

『この子』とは息子のことだ。父にとっては孫にあたる。

公園に散歩に行こうということになって、外に出た。関東地域はすでに春めいた陽気だ。体を包む空気がやわらかい。梅のツボミも膨らみ、もうすでに咲きはじめているものも少しだけあった。

穏やかな風景に心がゆるみ、のんびりと歩いていた。
3才の息子は、この頃の

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この世界で、私の子どもの心を最も深く傷つけるのはきっと私だ

この世界で、私の子どもの心を最も深く傷つけるのはきっと私だ

自分の子どもが誰かによって傷つけられることを望む親など、きっといないだろう。

クラスメイトからのいじめや、先生や上司からの暴言、見知らぬ他人からの中傷等、この先の人生で子どもが何かで傷つく可能性を考えればキリがない。それらから子どもを守ってやりたいと思うのは、親の自然な気持ちだろう。

にも関わらず、きっと実は私自身が一番深く、子どもの心を傷つけてしまっているのだ。今までも、これからも。

* 

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保育園、やめました。 ー息子の登園拒否に思うことー

保育園、やめました。 ー息子の登園拒否に思うことー

毎朝毎朝、保育園に行く時間になると大泣きする。そんな日が続いていた。

3才の息子が保育園に行きたくないと言い始めたのは、この夏からだった。

始まりは、遠方にある私の実家に都合で1週間帰省し、保育園を長期お休みした後から。

我が家は今年の5月に娘が誕生し、2人兄妹になったばかり。

息子は1才の時から保育園に行っていて、これまで保育園に行きたくないと言ったことは一度もなかった。

初めのうちは

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『料理=愛』ではない

『料理=愛』ではない

「あー今日何作ろう・・・」

それは多くの親にとって、最も頭を悩ませる事の一つなのではないか。

先日朝日新聞のコラムに、こんな一言が載っていた。

料理は愛情でもなければまごころでもない。料理は知識であり、技術なのだ。
ー中略ー
「食べさせる」とか「作ってもらう」なんて思っていると、料理は「義務」や「重荷」に、ひいてはイサカイの原因や不満のはけ口にもなる。食べたいものは自分で作るのが基本である。

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