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子育ちエッセイ

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たまらなく愛おしいと思うこともあれば、どうしようもなくしんどいと思うこともある育児。その両面をコトバにできたらと思っています。
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2020年12月の記事一覧

そのトゲを優しさで包みこめたなら。

そのトゲを優しさで包みこめたなら。

人間誰しも、「攻撃された!」と思うと攻撃で返したくなるもの。
そういう意味で子どもとは、こちらの罪悪感や攻撃性のスイッチをなんの遠慮も無しにこれでもかというくらいポチポチと押してくる生き物だ。

感受性が豊かな傾向にある息子は、最近ちょっとしたことですぐにキレる。

きのうも幼稚園から帰った後に望んでいた市販のおやつが用意されておらず、そのことに対してものすごい勢いで怒りだした。私が用意していた手

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続・息子の登園拒否 ー「誰も悪くない」というところから始めるー

続・息子の登園拒否 ー「誰も悪くない」というところから始めるー

最近、なんの前触れもなく突然キレることが多々ある5才の息子。
そして同時に、その息子にキレるわたし…という構図が、少なからず頻繁に起こるわが家。

たとえばきのうは雪が降っていて、そろそろ幼稚園に行く時間だったので「寒いから靴下はいて」と言っただけで、さっきまで穏やかだった息子が突然キレる。ましてやその流れで「もう出るよ!」とでも言おうものなら、それはそれは盛大にパニック状態になる。

その裏には

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