プロとアマの違い
こんばんは。
朝晩冷えるようになってきましたね。
やっと秋がきたを通り越して冬が来た?!
寒暖の差がものすごくあるので風邪などひかないようにお身体気をつけてくださいね。
さて、永遠のテーマであるプロフェッショナルとアマチュアの差について、今の私が考えることを書いてみたいと思います。
最近までの私自身はチェリストとして、アマチュアではないとわかっているけど、プロだと言って良いのかどうか自信がほとんどありませんでした。
宙ぶらりんで、私はなんなんだろうとモヤモヤ。。。
いろんな方がプロとアマの違いを考察されていて、読んでいてとても興味深いものがありました。
でも私自身を納得させるものはなくて・・・。
演奏だけでお金を稼いでいる方をプロと呼ぶなら、私はプロとは言えない、、。
でも、演奏だけで食べている人が、この世に何人いらっしゃるでしょうか?
音楽をしている人の数%くらいでしょうか?
コンクールでいい成績を納めた方をプロと呼ぶなら、私はコンクールにすら出たことかないので、プロとは言えない、、。
コンクールで入賞された方だけをプロと言うならどのくらいの方がプロでしょうか?
超有名な大学を出た人をプロと呼ぶなら、私は総合大学の音楽科なので、プロとは言えない、、。
海外の有名な学校でも、東藝でも桐朋でもないですけど、私は自分の大学が大好きです。
そこを出たからこそ、今の自分があるからです。
留学していた人をプロと呼ぶなら、私はプロにはなれない、、。
留学はめっちゃ才能がある人は奨学金をもらえますが、そんなのほんの一部の人だし、お金に余裕がないと留学なんてできません。
必ず「どこに留学されてたんですか?」って聞かれますが、その時は「東京にー」って答えてます笑
地方民は東京出るのも大変やねん!!!!!(新幹線乗るだけだけど)
やっぱり留学してて当たり前と思われる世界なんですよねー。
そんなこんなで、私はプロと名乗っていいのだろうか?
と、ずっとずっと悩んでいました。
私の中で、プロと言えば
「演奏で食べていけている人」
を指していたからです。
だから、私はなんなんだろうと自分の中で中途半端な立ち位置でした。
大学出ただけでプロと呼べるの?
チェロで生活しているだけでプロと呼べるの?
私より上手い人なんてこの世に無数にいすぎて
自分をプロと呼んでいいかわからない・・・。
ずっとそう思っていました。
でも、その長年の悩みが一瞬にして吹き飛びました。
コロナ禍で全然レッスンに行けてなかったのですが、数年ぶりに東京の先生のところに行きまして・・・
そこで、いろんな話をしていた時に、
「Yukaさんはプロだから〜・・・」
っておっしゃってくださったんです。
((((;゚Д゚)))))))
先生、今なんて??
私のことなんて言った??
先生が私をプロとして見てくれてる!!!!!
「そっか、、私は人から見たらちゃんとプロなんだ・・・」
ってそう心からすーって思えました。
単純なんですがとても大きいことで・・・。
私の尊敬するチェリスト(先生は昔オケの主席チェリストでした)が私をプロだと呼ぶなら、それはもう堂々とプロと名乗っていいだろう!!←
ってことで、納得しました。
これからは心置きなく?!プロとして人前にも出て、自分の音楽をいろんな人と共有していけるようにしたいと思いました!!
そして矛盾しているようですが、
演奏家として舞台に立つことだけがプロの定義じゃない
こともここに書いておきたいと思います。
私はチェリストとしてのプロの自覚は微妙でしたが、音楽に携わって生きる音楽人だとはっきり言えます。
教えることも、楽器を見ることも、人と人を音楽で繋ぐことも立派な音楽人です。
私はいろんなことに囚われすぎてたなって、今は思えます。
なので、自分がプロだと思えばプロで、アマだと思えばアマなんです。
自分の肩書きは自分で決めたらいいんです。
まぁ私は人に言われて自覚できた子なので、なんとも言えませんが笑
音楽をしている方で自信のない方、それなりにいると思います。。
自信のある人が目立つ世界なので、自分なんてって思いがちですが、自分が大切に思うことを継続するしかないですよねー。
自分なりの音楽を堂々と精一杯していたら、何かしらの開く扉があると思います。
有名な音楽家なんてほんの一握りですし、食べていくのが大変な音楽家さんも多いです。
私を含め、この世の有名じゃない音楽家さんをこれからも応援しています。
「音楽に携わって生きてる」それだけでもう十分ですよ!!
そして、自分の大好きな音楽を大切にしていきましょう!!