1990年にローリングストーンズ初来日した
1990年というと私は38歳にもなっていて、ロックを良く聴いていた中高の時からは20年も歳を重ね、私自身も社会人になり仕事を得て結婚もし、子供も3人育てている時期だった。フル回転以上で過ごしていた時期に「ローリングストーンズが来日する」というニュースに急に心が動いた。実はその時期はロックからは離れていた時期。ビートルズ来日の時は自分が中坊だったからライブに行くなんて別世界の話だったけど、今なら行けるやん。自分の収入もあるんだし、後は家と子供のことだけ。と、夫に相談してみたら意外と「行っといで」と。そうなりゃあとはチケットとりだけ。
これがもうめちゃ大変だった。当時は「ぴあ」でしか取り扱いがなかった記憶が。電話はもう無理だろうと、ぴあ店頭に並ぶ方法をとった。絶対すごい競争率だろうから、前の日から並ぶべと、前日の夕方に様子を見に近くのぴあに行ったらすでに2人並んでいる。じゃ私も徹夜覚悟で並ぶからと支度を整えて列に。並んでる人達は私よりずっと若かったけど、私がブライアン・ジョーンズから知ってるというととても優しくしてくれて皆さんとの交流も楽しかった。そして夜遅くなった時1人の男性が「一旦家に帰ってきて寝てきて下さい。ボクここは取っておくから」と。「大丈夫よ」と言ったけど、何度もそう勧めてくれたのでお言葉に甘えて家に戻った。お蔭でお布団で寝れた。
翌日お店の開店前にまた戻ると、ちゃんと私の場所は確保されていた。感謝。
そしていよいよ10時開店、そのちょっと前にドアは開けてくれてぴあのPC前に順番ずつ並ぶ。ぴあの人が順番にとってくれて私の番に。「とれたました」と。10時数分後だったけど2階スタンド7列333番、334番をゲット。そして私に親切にしてくれたあの男性も取れた！が、その後ろの人からはもうダメだった。5分位経ってただろうか。それで完売。それだけすごい競争率だったってこと。
頑張って並んでとったチケットの場所は少し遠かったけど、それでもステージの巨大さとそれを走り回って歌うミック、そしてチャーリーワッツのドラム、キースとロニーのギター、ビル・ワイマンのベースが目の前にあっただけで、幸せだった。
ストーンズの公演は2014年にも行っている。この時はビルワイマンは脱退していてストーンズは4人になっていた。
この時のプログラムの何と大きく豪華なんだろう。メンバーの写真やサポートメンバーの写真も沢山。
それにしてもミックとキースがいまや80歳越え？この二人、特にキースがこんなに長生きしてくれるなんて嬉しい誤算だ。