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アマオケ第一期時代②

20代のころ所属していたアマチュアオーケストラはまだそれ程人数が多くなかったこともあり、この団を立ち上げた団長さんのご自宅に練習後に集まり、奥様が作る唐揚げなどのお料理を私達がお手伝いし、皆で食べながら楽しく談話したり、演奏に興じたりすることが多かった。練習より練習後の方が楽しかった記憶が。

当時はバイオリンしか弾いてなかった私だけど、なぜかオケでは管楽器の人と仲良く、フルートの人やオーボエ男子3人組とよく遊びに行っていっていた。皆若かったのよ。
あまり団の運営には関与してなかった私なので、私が入団した翌年に急にあの芥川也寸志氏を音楽監督としてお迎えすることができた、なんてお知らせをびっくりして聞いていた。

そして氏をお招きしての初めての練習。ブラームスの交響曲第一番を見てもらう予定だった。全員が緊張しまくりで、どんな演奏をしたのかも覚えてはいないけど、なんでも団の記録によると芥川氏の団に対する印象はよかったとか(え?)「良い演奏をしようという気迫のようなものが感じられた」とか。

この時からこのアマオケは驚異的に成長を続けるオケとなった。


芥川也寸志先生の指揮で演奏会を


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