ゴッシーが行くvol.21《コラッジォ》
指揮者名言集 その8
C.デュトア
コラッジォ(伊)
Coraggio
日本語は「勇気!」
大人数で合奏する時
音楽が一旦止まって
もう一度スタートする時が怖い
自分だけ先に飛び出す
「アホ」 や
出遅れてしまった
「チキン」
には なりたくない ので怖いのだが
デュトアは
プレイヤーの心理を知っていて
しかもイタリア語は便利な言葉で
大阪弁みたいなニュアンスがあって
《アホや》のように少々キツイ事言っても笑える
複数言語を使いこなせる
スイス人のデュトア
ならではだが
口の悪さがたたって苦労もしていたようだ
私とは不良どうし相性抜群で
デュトワが来ているのに私が降り番で
暫く出て来ないと
次に会った時
寂しかったぜーと言ってくれたりした
ある時
曲名「カルタ遊び」だったか
ストラビンスキーのめったにやらない曲で苦戦していた
通常3日間の練習が2日間だったので
皆んなが知らない曲なのに練習が
足りていない
2日間の練習が終わってもまだ全然
出来ていない
特に1stバイオリンがヤバかったと思う
サントリーホールでGPになって
今日はヤバイなーデュトワどーするんだろう、通すのかなと思ったら
GPで丁寧にストラビンスキーの
練習を始めた、時間ギリギリまで
(GPは軽く通すのが通常)
最後まで行き着かなかったが
最善を尽くして細かく練習した
これは流石だと思って
私も以来見習って合わせの練習が
足りていない時はGPでも
ギリギリまてま丁寧に練習することにしている。
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