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【今日のバッハのカンタータは?】2024/3/30(土)聖土曜日

WHICH BACH CANTATA TODAY?" (「今日のバッハのカンタータは?」)の 2024年3月30日の記事の和訳です。以下,一部訳注やリンクの追加をしている以外はほぼ直訳です。原文の著者Michealの許可を得て翻訳や画像引用をしています。

2024年3月30日 - 今日は聖土曜日(Holy Saturday. Sabbatum Sanctum)。復活祭まで教会の鐘は鳴らないので、「沈黙の土曜日」(Silent Saturday)とも呼ばれる。バッハの時代の教会の礼拝について具体的な情報は見つからなかったが、「閉ざされた時」(Tempus Clausum)の期間のため、ミサでは音楽は禁止されていたはずだ。

しかし、今日は典礼暦に記された日なので、バッハの壮大な音楽でその枠を埋めたい。そこで、オーケストラは沈黙を保っている素晴らしいモテットBWV225とBWV330を選んだ。フィリップ・ヘレヴェッヘ(Philippe Herreweghe)とコレギウム・ヴォカーレ・ゲント(Collegium Vocale Gent)による素晴らしい録音がある。

これらのモテットについての詳細は不明だが、BWV228はワイマールで、もう一方はライプツィヒで1723年から1728年の間に書かれたようだ。どちらもおそらく葬儀のために書かれた曲なので、この「沈黙の土曜日」にふさわしい。この2曲はバッハの声楽曲の中で唯一、バッハの死後から19世紀のバッハ復興期までの間に演奏されていた作品でもある。また、バッハの曲の中で初めて印刷された曲でもある。

Music for today

  • Motets, BWV 225-230
    (first performance 1723-1728?, Leipzig period)

追加情報

オランダ・バッハ協会のウェブサイトに、BWV226についての詳しい情報と演奏が掲載されています。
https://bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-226/

Playlist

WBC27-Holy Saturday or Sabbatum Sanctum

このプレイリストは以下のストリームサービスからどうぞ。

Image of the day

アンドレア・マンテーニャ作の「地獄の苦しみ」(1470年頃)。この絵は、罪のない犠牲者を悪魔から解放するために、キリストが死と復活の間に地獄に下ったという、中世の復活祭における重要な伝承を描いている。


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jun
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