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【今日のバッハのカンタータは?】2024/12/11(水)ゴットリープ・コルテのライプツィヒ大学教授就任

WHICH BACH CANTATA TODAY?" (「今日のバッハのカンタータは?」)の 2024年12月11日の記事の和訳です。以下,一部訳注やリンク, 動画の追加をしている以外はほぼ直訳です。原文の著者Michealの許可を得て翻訳や画像引用をしています。

ゴットリープ・コルテのライプツィヒ大学教授就任

2024年12月11日 -今日も祝祭カンタータを紹介しよう。「鳴り交わす弦の相和した競演」《Vereinigte Zwietracht der wechselnden Saiten》BWV207はゴットリープ・コルテがライプツィヒ大学ローマ法教授に就任したことを祝うカンタータだ。このカンタータは、おそらくは就任の日の1726年12月11日の夜に、専属指揮者バルタザール・ショット(Balthasar Schott)の指揮の下でコレギウム・ムジクムがにより演奏された。

このカンタータは器楽行進曲で始まる。おそらくは、カンタータの演奏を告げるためオーケストラが街を練り歩く際に使われたと思われる。冒頭の合唱は、聞き覚えがあるかもしれない。バッハは、1721年にケーテンで作曲したブランデンブルク協奏曲第1番の音楽を再利用している。

バッハはその後、このカンタータを再利用して、1735年の8月3日に行われたザクセン選帝侯、ポーランド王アウグスト3世の聖名祝日のための「元気なラッパよ、晴れやかに鳴りわたれ」《Auf schmetternde Töne der muntern Trompeten》BWV 207a (過去の記事)を作曲した。

Music for today

  • Vereinigte Zwietracht der wechselnden Saiten, BWV 207
    (first performance 11 december 1726, Leipzig period)

Playlist

WBCF1211-Appointment of Gottlieb Kortte as professor to the University of Leipzig

Image of the day

2007年に完成したライプツィヒのパウリヌム。東ドイツの共産主義政権下の1968年に破壊されたライプツィヒ大学の教会、パウリナー教会の跡地に建つ。バッハはパウリナー教会で多くのカンタータを演奏した。

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jun
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