【今日のバッハのカンタータは?】2024/7/28(日)
WHICH BACH CANTATA TODAY?" (「今日のバッハのカンタータは?」)の 2024年7月28日の記事の和訳です。以下,一部訳注やリンク, 動画の追加をしている以外はほぼ直訳です。原文の著者Michealの許可を得て翻訳や画像引用をしています。
バッハの命日
2024年7月28日 - 今日、7月28日はバッハの命日だ。バッハは葬儀のためのカンタータを何曲か書いたが、それは他の機会に紹介しよう。今回は、バッハが完全に失明する前の、おそらく1748年から1749年のどこかで取り組んでいた最後の作品「フーガの技法(Die Kunst der Fuge)」を選んでみた。これは、1つまたは複数のテーマによるフーガとカノンの曲集で、特定の楽器のために書かれた作品ではない。(演奏するためというより、研究のために書かれたという説もある。でも、それのどこに喜びがあるのだろうか?)
バッハの自筆譜が現存しており、ウィキペディアの記述には以下のような説明がある。
ありとあらゆる楽器やアンサンブルのための楽譜がある。ハープシコード、オルガン、ピアノ、弦楽四重奏、フルート四重奏、サックス四重奏、フルオーケストラ、そしてスウィングル・シンガーズまで。探してみると実に楽しい。
ピアノの演奏では、私自身はタチアナ・ニコライエワ(Tatiana Nikolayeva)による演奏が好きだ。ストリーミング・サービスでは長い間聴けなかったが、最近聴けるようになったので、この演奏を紹介できて本当に嬉しい。以前私が代わりに紹介していた演奏はピエール=ローラン・エマール(Pierre-Laurent Aimard)のもので、これも素晴らしい。この曲を聴いて、バッハを追悼してほしい。
Music for today
Die Kunst der Fuge, BWV 1080
(first performance 1740-1750, Leipzig period)
Playlist
WBC50-Trinitatis IX or 9th Sunday after Trinitatis