バークリー音楽大学の音楽教育コース “Teaching Popular Music in the Classroom”の受講完了!
修了証獲得
ふふふ,久々のバークリー音楽大学@Courseraのコース修了証獲得!
1年半くらい前から毎日少しずつCourseraで音楽関係のお勉強を始めて,コース修了証はこれで(多分)15枚目。 われながら偉いぞ!
今回修了したコースは「教室でのポピュラー音楽の教育方法」(“Teaching Popular Music in the Classroom”)。音楽の先生になる予定はないが,自分が音楽を学ぶ上で参考になることもあるかなと受講した。 (秘密の話だが,本当の理由は,手が滑って受講ボタンをクリックしてしまったからだ)
講義内容について
講義ビデオで何度も繰り返し強調されていたのは「互いの文化をリスペクトするよう生徒に促すべし」ということ。
アタリマエのことのようで深い話だ。自分は普段,他者へのリスペクトの気持ちが足りないかもなぁなんて,しみじみ思ってしまった。
他には,生徒を自立するように促すべしとか,コメントはポジティブな表現でしようねとか,誰かが何かを間違えたときも場を和ませるようにユーモアを交えて明るい雰囲気を保とうとか,クラス内に閉じこもらずにソーシャルメディアも使って周囲の人,世の中の人を巻き込む工夫しようねとか,音楽以外の分野にも共通する話がいろいろあった。
講義ビデオにあった授業例
講義ビデオの一部がYoutubeにも公開されている。以下は授業例だ。この動画でのインストラクターが,今回の受講コースの講師の一人のDavid Alexis。全部のパートの旋律,コード進行を自由自在に歌い,生徒にどんどんと的確な指示だしをしながら,音楽に乗せていく。最後に楽しくまとまったて楽しい気持ちを抱かせたところで授業終了。このくらい出来ないとダメだよということだろうけど,すごい。。。
レポート課題
1週間分の講義ビデオを見るごとに作文課題があった。真面目に取り組むと結構時間がかかる。ただし,評価点がつく作文課題は,全講義ビデオの視聴と,いくつかの小テストを受験したあとの最終レポートのみ。
最終レポートの課題は,「講義全体の学びを生かして,授業で音楽を教える案を具体的に考えなさい」といった内容。どうやって生徒の自主性を育てるかとか,互いの文化を尊重する気持ちをどのように育むかとか,アンサンブルやインプロヴィゼーション,DAW等の技術をどのように向上させるといった,いろいろな観点で授業計画や評価のためのルーブリック等を作り,提出後は受講生同士の相互採点で評点が決まる。
自分は音楽の先生になることは無いと思うので,このレポート作成は結構しんどかった。この課題を提出しなかったからといって僕の人生にはなんの影響も無いよなと思いつつも意地になって,なんとか6ページの英文レポートを書いた。
Geminiすごい
今回,課題レポートを書くことでわかった大きな収穫は,レポートを書く上でGemini (chatGPTでもいいだろうが)はかなり使えるということだ。 少なくとも文章の体裁を整える時間は大幅に短縮できる。自分だけで思いつかないアイデアももらえるので,自分のアイデアを種に関連する情報を引き出すことを繰り返せば,自分でも驚くくらいレポートを改善できる。
学校とかの課題でも生成AIを使う生徒は増えていくだろうが,上手に使う生徒の能力はどんどん上がるし,丸投げの 生徒は何も学ばないことになる。 これからの学校教育と評価方法は大きく変わっていくべきなんだろうが,どうしていくべきかと真面目な先生は頭を抱えて悩んでいることと思う。
めでたし,めでたし
なにはともあれ,僕は悪戦苦闘して書き上げたレポートを握りしめて,張り切って提出に行った。本当は,パソコン上のファイルをドラッグして課題提出サイトにアップロードしただけど,そのくらいレポートの完成は嬉しかったんだ。
提出後に残った最後の課題は,他の受講生のレポートの相互採点だ。どれどれと見てみると。。。「なんでレポートの内容が貸しスタジオの料金表やねん。。。。こちとらどんなに辛い気持ちになりながらレポート書いた思うてんねん!しばくぞ,こらぁ」(ぁ,リスペクトの気持ちを忘れてはいけませんね。。。),なんてのもありましたが,頑張って書いてるレポートもありました。
規定の2人分の採点をすませた時には,自分が書いたレポートの採点も終わっていて満点をつけてもらえた。嬉しい。