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【今日のバッハのカンタータは?】2024/11/24(日)トリニタティスXXVI

WHICH BACH CANTATA TODAY?" (「今日のバッハのカンタータは?」)の 2024年11月24日の記事の和訳です。以下,一部訳注やリンク, 動画の追加をしている以外はほぼ直訳です。原文の著者Michealの許可を得て翻訳や画像引用をしています。

トリニタティスXXVIまたは三位一体の日の後の第26主日

2024年11月24日 - 今日はトリニタティスXXVI(トリニタス後第26主日)。この日のためのライプツィヒ時代のカンタータを1曲紹介しよう。「目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ」 《Wachet! betet! betet! wachet!》BWV 70は、すでに次の主日の待降節(Advent)の到来を告げている。実際、今日は典礼年の最後の主日であり、クリスマスの4週間前の日曜日である次の主日からは、待降節Iから新しい典礼年が始まる。

バッハはこのカンタータを、ワイマールにおいて、彼のお気に入りのサロモン・フランク(Salomon Franck)の台本による待降節Ⅱのためのカンタータとして作曲した。待降節の間、ライプツィヒでは閉ざされた時(Tempos Clausum, この期間はミサで音楽は演奏されない)となるため、バッハはこのカンタータをその日に演奏することができず、同様なテーマの朗読があるトリニタティスXXVIに再利用した。

というわけで,次の日曜日から、典礼暦の1年が再び始まる。そこでまたお会いしよう!

Music for today

  • Wachet! betet! betet! wachet!, BWV 70
    (first performance 21 November 1723, Leipzig period)

Playlist

WBC67-Trinitatis XXVI or 26th Sunday after Trinitatis

Image of the day

ワイマールの市宮殿(Stadtschloss)の航空写真。右側には、"Wachet! betet! betet! wachet!", BWV70が初演されたシュロス教会(宮廷礼拝堂)がある。

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jun
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