【伝説の音楽教師ナディア・ブーランジェ特集その1】
ナディア・ブーランジェ(Nadia Boulanger, 1887-1979)のことをwikipediaの日本語版では「最高水準にある音楽教師の一人」と表現している。実際,この人がいなかったら20世紀の音楽界は大きく違っていたのではと思える人物だ。
彼女の門戸には,例えば以下のような人物がいる。音楽好きなら,クラシック畑でなくても知っている名前が何人かいるはず。
アーロン・コープランド
フィリップ・グラス
ディヌ・リパッティ
クリフォード・カーゾン
ダニエル・バレンボイム
ヘンリク・シェリング
ジネット・ヌヴー
イーゴリ・ボリソヴィチ・マルケヴィチ
ジョン・エリオット・ガーディナー
ラルフ・カークパトリック
エリオット・カーター
ミシェル・ルグラン
アストル・ピアソラ
ナルシソ・イエペス
クインシー・ジョーンズ
これはほんの一部で,他にも枚挙に暇ない。,毎週パリのナディアの家で開催されていたサロン(音楽の講義)は音楽家の巡礼地のような場所になっていて,上記の生徒だけでなく,プーランクとかストラヴィンスキーとかフォーレとかマリー=ブランシェとかポール・ヴァレリーとか,とにかく多くの芸術家が訪れた。
以下はナディアが多分24歳のとき(1911)の作品。五線譜の上の音符が作る模様を眺めるだけでも美しいオルガン曲。
今後,ナディア・ブーランジェや弟子の紹介を少しずつしていきます。
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