「ひょんなことから」のキャパシティ ―アニメ3200本のあらすじを読んで見えてきた傾向と実態―
「ひょんなことから」という言い回しがある。
物語のあらすじを紹介する際によく目にするので、てっきりまとまったフレーズなのかと思っていたが、webで辞書を引いてみると「ひょんな」までしか掲載がない。一応「日本語表現辞典」なるものにはひとまとめで紹介されているらしいが、日本語として「ひょんなことから」という成句は存在しないようだ。
では「ひょんな」の意味はというと、こうある。
つまり「ひょんなことから」とは「思いがけない事がきっかけとなり~」「妙なことが起こったことで~」といったニュアンスになるだろう。実際、アニメや漫画のあらすじに登場する「ひょんなこと」はどれも登場人物からすると思いも寄らない突発的な事故のようなイベントばかりで、この定義からは逸れていないように思う。
しかし、これについて私は長年疑問があった。
この「ひょんなこと」の中にはどんな出来事が省略されているの?
それらの出来事は本当にそんな変な言葉で省略していいような存在なの?
この「ひょんなこと」という言葉の中に封じ込められた内容が、文章・文脈ごとに大きく異なるのではないだろうか、というのが私の懸念だ。言い換えると、この「ひょんなこと」のキャパシティに対する認識が話者ごとに異なり、しかしそのことについて各話者は考慮することなく好き勝手に事象を放り込み、いつのまにかこのフレーズはあらゆる情報を圧縮し格納できるブラックホールのような超質量の言葉へと化けているのではないか。この作品の「ひょんなこと」とあの作品の「ひょんなこと」、それらの中身を取り出した時、果たして情報の量や質は釣り合っているのだろうか。いつからか、私はこの言葉を見るたびにそのようなことを思い、杞憂を巡らせてきた。
なので今日は、この言葉を計量しようと思う。
本記事では、世の中に散在する”あらすじ”から「ひょんなことから」というフレーズを抜粋し、その言葉の内に封じ込められた具体的な内容を紐解いていく。そして得られた結果を元にこの言葉の振れ幅を測定し、「ひょんなこと」という言葉が持つキャパシティを推定する。かつての『2ちゃんねる』が「ハッキングから今晩のおかずまで」と謳ってトピックの幅広さを示していたように、「ひょんなこと」の可能性を可視化したいのだ。
なお、この調査は私の疑問解決のみを目的とし、対象作品への批判・指摘をする意図はまったくないことは先に触れておく。
調査概要 ~ルール説明~
調査は以下に則って行った。
【ルール】
①2012年から2024年までに放映された全アニメを対象とし、その「あらすじ」に「ひょんなことから」という文言が使用されているものを抜粋する。
②各作品を視聴ないし探査することで「ひょんなこと」の中に省略された事象を具体化する。
③具体化した内容の中から「最も大事だと思われるもの」と「最も小事だと思われるもの」を判定し、この言葉によって省略されうる事象の振れ幅を探る。
④以上のことを筆者の独断と偏見で実行する。
なお、調査にあたっては「アニメハック」の”新作・今季アニメ”の項を参考にさせてもらった。こちらのサイトでは各クール毎のアニメを一覧化し、個別ページ内で公式サイトに使用されているあらすじを引用している。これらのページを一作品ずつチェックしていき、「ひょんなことから」というフレーズがあったものをまとめていく。
調査を2012年からとしたのは、この年に放映されたある作品のあらすじに「ひょんなことから」が使用されているのを先に知っていたからだ。また、調査対象をアニメに絞ったのはこうした網羅性が高く一覧化されたサイトが存在しているからで、漫画やライトノベル、一般小説まで範囲を広げると調査時間が膨大になりすぎるため今回は調査しない。また、アニメハックの個別ページにあらすじが載っていなかった作品についても追加の調査はしていないため、抜け漏れが発生している可能性については目を瞑っていただきたい。
調査①「ひょんなこと探し」 ~3200本のあらすじ全部読む~
ルール①に則り、まずは各年に放映されたアニメ作品のあらすじ全てに目を通した。あまり深く考えず「最低でも10年分は調べたほうがいいだろう」と2012年を開始年度に設定したのだが、結果としてこの12年間で放映されたアニメの総数は3203本と膨大な量に登った。またWebアニメなどの流行もあり放映数は年々増加しており、2012年が186本なのに対し2023年は314本と100本以上も上回っているため、後半になるほど作業量が増えるのも誤算だった。
そんな中、肝心の「ひょんなことから」はというと、12年間の累計で45本に使用されていた。
年別に見ると、最も多い2014年で7本、少ない年では2017年が0本であった。割合で見ると2012年の3.23%が最も高く、全体では1.40%に落ち着いた。なお、この45本にというのは同一タイトルの続編なども含む延べ数であるため、作品数でいうと少し減る。その点から、アニメ作品のあらすじに「ひょんなことから」が使用される確率は1%未満なのかもしれない。率直な感想としては非常に少ない。特徴的なフレーズであるため印象に残っていただけで、実際には頻発されているものでもないらしい。
以下がその作品リストと該当箇所へのリンクである。興味がある方は確認してみてほしい。
なお、一部の作品は公式サイトにアクセスできず、公式のあらすじを確認できなかった。その場合は作品名の横に”サイト未確認”の注を付けたうえでアニメハックのURLで代用している。(未確認作品のうち多くは角川系列のものである。まさかKADOKAWAサイバー攻撃問題の影響をこんなところで食らうとは思わなかった)
●2012年
『氷菓』
https://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/story/
『ハイスクールD×D』(サイト未確認)
https://www.at-x.com/program/detail/3310
『ふしぎの海のナディア』
https://king-cr.jp/special/nadia/
『黒魔女さんが通る!!』
https://shin-ei-animation.jp/2016/kuromajyo/intro/
『ROBOTICS;NOTES』(アニメ版サイトでは未使用)
https://www.kagaku-adv.com/titles/roboticsnotes/
『京騒戯画』
https://www.toei-anim.co.jp/sp/kyousogiga/story/
●2013年
『たまこまーけっと』
https://tamakomarket.com/story/
『デート・ア・ライブ』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/102995/
『変態王子と笑わない猫。』
http://www.henneko.jp/story/index.html
●2014年
『生徒会役員共*』
https://king-cr.jp/special/seitokai2/guide/
『ディーふらぐ!』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/103782/
『彼女がフラグをおられたら』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/103770/
『ドラゴンボール改 魔人ブウ編』
https://www.toei-anim.co.jp/tv/dragon_kai/introduction/
『信長協奏曲』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/104240/
『フランチェスカ』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/103999/
『プリパラ』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/103978/
●2015年
『雨色ココア』
https://rainycocoa.jp/story.html
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』
https://www.tbs.co.jp/anime/oregairu/2nd/story/story01.html
●2016年 242作品
『デュエル・マスターズ VSRF』
https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/duel_vsrf/story/
『美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』
https://boueibu.com/2nd/intro.html
●2017年 ※該当なし
●2018年
『京都寺町三条のホームズ』
https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/kyoto-holmes/story/
『となりの吸血鬼さん』
http://kyuketsukisan-anime.com/introduction/
●2019年
『ワンパンマン 2期』
https://onepunchman-anime.net/story/#/season2/intro
『魔入りました!入間くん』
https://www.nhk.jp/p/ts/99R9K6P548/
●2020年
『おーばーふろぉ~』
https://animefesta.iowl.jp/titles/14
『りばあす』
https://rebirth-fy.com/anime/
『A3! SEASON SPRING & SUMMER』
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/a0372/
『シャドウバース』
https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/shadowverse/story/
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 完』
https://www.tbs.co.jp/anime/oregairu/story/introduction.html
『A3! SEASON AUTUMN & WINTER』
https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/a0372/
●2021年
『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/109092/
『魔入りました!入間くん 第2シリーズ』
https://www.nhk.jp/p/iruma2/ts/Q8ZL6MQQ4Y/
『小林さんちのメイドラゴンS』
https://maidragon.jp/2nd/story/#/introduction
『シキザクラ』
https://shikizakura-anime.com/
『舞妓さんちのまかないさん』
https://www.nhk.jp/p/maikosan/ts/W62WGG1V57/
●2022年
『スローループ』
https://www.at-x.com/program/detail/14562
『デリシャスパーティ♡プリキュア』
https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/info/
『おばけずかん!』
https://www.shopro.co.jp/tv/obakezukan/index.php#story
●2023年
『吸血鬼すぐ死ぬ2』
https://sugushinu-anime.jp/introduction/
『くまクマ熊ベアーぱーんち!』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/109129/
『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』
https://16bitsensation-al.com/intro/
●2024年
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
https://cherimaho-anime.com/
『明治撃剣 -1874-』(サイト未確認)
https://anime.eiga.com/program/111900/
『キン肉マン 完璧超人始祖編』
https://kin29man-anime.com/story/#/introduction
『天穂のサクナヒメ』
https://sakuna-anime.com/introduction/
調査②「ひょんなこと」の具体化 ~45本の第一話全部見る~
調査すべき作品が把握できたところで次の段階に進む。一度省略された「ひょんなこと」を紐解く具体化の作業である。
これは調査というより検証であり、以下のように実際にアニメを視聴することで、あらすじで省略されている部分を自分の目で確認していった。
この『氷菓』を例に取ると、「ひょんなことから」がかかっているのは「入部することに」であるので、「主人公が古典部に入部した理由」を明らかにすることになる。確認のためにアニメ本編を見ると、その内容は第1話のAパートで描写されている。これを45本全てに行っていった。
結果、第1話でひょんなことの内容が明らかになるのは31本、第2話では7本、それ以外では7本であった。
2期以降の作品では1期冒頭の内容を省略しているものが多く、その場合は表の「1期」の行にカウントし、縦列単位で集計をした。あらすじなので当然ではあるが、1話と2話の内容を指すものが非常に多い。珍しいのは物語がある程度進行した第5話で明らかになる『ROBOTICS;NOTES』や、回想編となる第8話が該当する『舞妓さんちのまかないさん』あたり。第6話で明らかになるのは『キン肉マン 完璧超人始祖編』なのだが、省略されているのは「完璧超人始祖編」の内容ではなくその前に行われた超人ワールドカップへの出場経緯であるため、シリーズ1期にあたる『キン肉マン』を視聴して確認した。第100話は『ドラゴンボール改』。これはいわゆる魔人ブウ編の2話目にあたるので実質的には第2話なのかもしれないが、オリジナルの表記に従い通算話数で集計した。
不明とあるのはアニメを見ただけでは判別がつかなかった作品である。『京騒戯画』『雨色ココア』『りばあす』がそれにあたる。別個に検索すると詳しい情報は出てくるのだが、いずれもテキストベースでありそれが事実であると確認できる描写がアニメ内には見当たらなかったためこのような扱いにした。見落としであれば申し訳ない。
以上で調査フェイズは終了となる。着手してから一週間以上が経過し、最終的に6つの動画配信サービスを駆使する重労働となってしまった。アニメ45本でこうなのだから、小説その他まで調査対象を広げていたら何日かかったのだろう。考えるだけで恐ろしい。
「ひょんなこと」のキャパシティに迫る ~上限・下限の特定~
さて、これで45本全ての「ひょんなこと」が明らかになった。その全てをここで公開しても良いが、分量がかさむ上に望まないネタバレを乱射することにもなりかねないため、ルール③に基づき、「最も大事だと思われるもの」と「最も小事だと思われるもの」の候補をいくつか紹介させてもらう。なお、大事・小事の定義は「そんな規模の事を簡単に省略しちゃっていいの?・その程度のことなら省略せず書いてもいいんじゃない?」という私の感覚が基準である。これにより「ひょんなこと」が省略しうる事象の上限と下限が判明し、そのキャパシティが推測できるようになる。果たしてその中身は一定の容量に収まっているのか、いないのか。
まずは大事の方から紹介しよう。
大事候補①『デート・ア・ライブ』
数十年に渡って世界中で被害を出している謎の災害が発生したことを「思いがけないさま」と省略するのは随分と思い切りが良いが、なんといっても避難の遅れた妹を助けに向かったその勇気が「ひょん」と括られてしまうのは残酷である。文末も「羽目に陥る」と絶望感の強いの表現となっており、「ひょんなことから」が持つコミカルな響きとの対比が強い。事象の規模感とシリアス度の観点から「それこの言葉で省略しちゃうんだ」と思わせる事例である。
大事候補②『ワンパンマン(2期)』
正義のヒーローが頭部と胸部しか残らないところまで破壊され、街が光熱によって壊滅し、怪人が血を噴きながら彼方まで殴り飛ばされている戦闘を「ひょんなこと」で片付ける。そりゃまあサイタマからすればなんてことないし、このあと作中で起こる事件に比べたら取るに足らないエピソードであることは確かなのだが、どちらにせよ本作にしか許されない感覚の麻痺具合である。これも規模感でいえばかなりの質量を持つ「ひょん」だ。
大事候補③『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』
省略前と後では全く印象の変わるあらすじ。てっきり主人公とゲームショップ店主の間で「雪走」をもらったゾロみたいな粋なやりとりがあるものかと想像していたのだが、第1話を見た限りでは昼に訪れた店が夕方には跡形もなく消えているというホラーに近い演出だった。ほとんどの作品が「新たな出会い」や「はじまり」を意図するのに対し、こちらの「ひょん」は「消失」を描いている点も独自性が高い。規模感ではなく多様性を見せてくれた作品である。
余談だが、今回調査をする中で一番私に刺さったキャラクターは本作の秋里コノハさんである。
大事候補④『魔入りました!入間くん』
めちゃくちゃである。初めて見たけどこんなアニメだったのか。本来ならば全ての要素に詳しい説明が必要なレベルで情報が渋滞しているが、その一切を「ひょん」の一言で省くのは豪胆と言えよう。アニメ本編では主人公の入間くんがいかにお人好しであるかを示すエピソードがいくつか紹介されていたのだが、個人的には「このあらすじをひょんなことで端折られても文句を言わない」というのが最も彼の人柄を示していると思う。情報の量と質と圧縮率の観点から、かなり純度の高い「ひょん」である。
こんなところである。すでにこの4本だけでも規模感や倫理観の統一がないが、小事の方も見ていきたい。こちらも揃えて4本紹介しよう。
小事候補①『信長協奏曲』
タイムスリップしたこと自体は大事だが、省略されている中身は随分と普通。落下した先で次元転送装置にぶつかってしまったわけでも過去とつながる井戸に落ちたわけでもなく、落下中に前触れ無くタイムスリップが発生しているため、「フェンスから落下した」以上のことが省略されていないと判定し小事に分類した。また、見たところかなり背が高く狭いフェンスの上を歩いており、そりゃそんなことしたら落ちるのは予測できるだろうよと納得感も強い。事の規模感・意外性・超常具合、いずれのパロメータも低い「ひょん」だ。
小事候補②『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
かなり日常生活で起こり得る「ひょん」。あれだけ人が密集し乗り降りの度に移動していたら触れないほうが難しいのではという気さえする。というかエレベーターに乗る前は主人公の方から能動的に相手に触れていることもあり、あまり「思いもよらないさま」感が無い。こんな日常の一コマも切り取れるのかという使い勝手の良さを見せてくれる事例である。
小事候補③『フランチェスカ』
何だこのアニメ。初めて視聴したが終始驚きの連続であった。ひょんなことへの評価としては『信長協奏曲』と同じで「作中の描写を見る限りでは雷が落ちた以上のことが読み取れないため小事に分類する」という具合なのだが、この作品にこんな細かな茶々を入れるほうが野暮のように思う。個人的には「あの名曲『囁きは"Crescendo"』を主題歌とするアニメが、これ!?」という衝撃がまだ残っている。
小事候補④『デュエルマスターズVSRF』
いや自分で剥がしてんじゃん!思わずツッコまずにはいられない事例。事象規模の小ささもさることながら、主人公が自らの意思で実行したことを「思いもよらない・意外な・妙な」と称する破天荒な事例であり、「ひょん」が持つ可能性を多様な方向に引き伸ばした。一応、主人公からしたら「意外と簡単に剥がれた」というニュアンスなのかもしれないが、他作品と比べると異彩を放っているのは事実である。
大事・小事に関するあらすじの紹介は以上である。その他にも大小さまざまな「ひょんなこと」があったが、事象の規模や「思いもよらない」という言葉の定義の面ではこれらが上限・下限であろうと思われる。また、特徴的な用法があるものについても紹介した通り。本記事において、この8本が3200本のアニメから選びぬかれた「ひょんなこと代表」である。
まとめ
調査は以上である。これらの事例から分かる通り、この言葉に省略される内容に一切の規則性はなく、また容量制限も存在しない。また、なんとなく「予期せぬ外的要因に巻き込まれた」時に使われるフレーズであると認識していたが、自分から行ったことについてもそこに含めて良いということもわかった。要は視点が主人公側なのか視聴者側なのかの違いであって、どちらで使っても良いということだろう。つまりは容量・用法の両面で汎用性が高く、好きなものを好きなように入れていい言葉である。
この結論は私が冒頭で提示した「こんな変な言葉で物事を好き勝手に省略してしまって良いのだろうか」という懸念と相反するものであるが、調査が終わった今、不思議とそれを指摘する気にはならない。実際に「ひょんなこと」の中に広がる繊細で膨大な事象の数々を知ったことで、広大な宇宙の海に投げ出されたような浮遊感に包まれているのだ。この言葉の前では自分の悩みなどちっぽけで、個人の懸念など無限の質量に対してあまりに無力である。
ゆえに今回の調査をこう締めくくる。
【調査のまとめ】
「ひょんなことから」とは、
「絆創膏を剥がす」ことから「悪魔に魂を売る」行為まで
何でも省略していい、無限のキャパを持つ言葉である。
だからみんな好きなことを好きなように略して良いよ。
どこかで「ひょんなこと」に出会ったならば、恐る恐る中を覗いてみよう。鬼が出るか蛇が出るか、試してみるのも一興である。