短期くんと長期お父さん
長期家に新しい命が生まれました。
名前は「短期くん」
お父さん(長期さん)とお母さん(中期さん)の愛に恵まれすくすくと育ち、気付けば短期くんは就活にでます。
長期家は、代々オシレーター会社を経営していて、お父さんの本音は短期くんに会社を継いで欲しいのです。しかしお父さんは、その気持ちを胸にしまい短期くんを応援することにしました。
その後、無事希望の会社に入社し、短期くんの社会人生活が始まります。
上手く行くときもあれば失敗するときもありましたが、押し目を作り短期くんは立派な大人に成長しました。
その頃、実家から一本の電話がかかってきます。
母「短期、お父さんがね、、倒れたの。
短期? 聞いてる??」
短期くんは、会社の上司に事情を説明し、急いで電車に向かいました。
病院についた短期くんは、病室にかけこみ見たことのないような弱い父の姿を目にします。
お母さん「疲労だってさ。 仕事頑張りすぎなのよ この人は。」
「..................」
短期くんは決意します。
短期「母さん、俺会社辞めるわ」
お母さん「え?何言ってるのよ !」
「父さんの会社継ぐ」
お母さんは短期くんのその言葉を聞いて涙を流し、いつのまにかたくましく大きくなった息子を見て安堵しました。
それから一ヶ月、父の長期は無事退院し、実家に帰ってきた短期と一緒にオシレーター会社を二人三脚で経営しています。
2人が見る景色は同じ、背中を押すお父さん、背中を追う短期くん。
会社はどんどん成長し今や100人の社員を抱えるほど大きくなったとさ。
めでたしめでたし。