尊敬していた上司との関わりを前世で見る
こんばんは、ヒプノセラピー練習生の
としこと申します。
これから、私のヒプノセラピー体験をつづっていきたと思います。
もしヒプノセラピーに興味がおありでしたら、どうぞ参考にしてくだされば嬉しく思います。
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今、アメリカの精神科医、ワイス博士式(記憶の書き換えをしない)の前世療法を学んでいる最中です。
同じ練習生の方がセラピスト役になり、私がクライアント役になった、ある練習のことです。
…その内容を書く前に、
「前世療法」とは言いますが、感じたイメージが本当にかつての時代に存在したかどうかは、誰も解りません。
ですのでヒプノセラピーにおいて、前世の記憶として浮かんできたことは、それが事実だったのか、という点は問題にはしません。
前世というお話は、話半分で聞いたり読んだりしていただければ幸いです。
さてさて。
私は、社会人になるときと、なったときに大変お世話になった上司がいました。
その方のおかげで、私は美大卒でありながら外資系証券会社への就職となりました。
もうその方はお亡くなりになっています。
本気で叱ってくれ、そして本気で褒めてくれたX氏。
人生を変えてくれた人であり、私にとっては実の父親以上に父親であった方でした。
そのX氏との縁を知りたく、前世療法にて縁を見てもらうことにしました。
催眠に入る誘導のときに、草原に咲くお花のイメージをします。
オレンジ色の花が一面に咲いている光景が脳裏に浮かびました。
そして徐々に誘導に従ううちに、催眠が深化し。
さあ、過去世です、何が見えますか?
というとき、オレンジ色と水色のライトの光が床の上をぐるぐると動いているのが見えました。
そこは暗く艶やかなダンスホールでした。
戦後の復興期のころの横浜です。
私は女性で、兄と一緒に社交ダンスのペアを組んでいました。
そして夜な夜な、そのダンスホールにダンスの練習をしに行っていたようです。
赤いヒールに、赤いドレス。手には赤いグローブをしています。
大会のための勝負ドレスです。
それを身に着け、一心不乱、汗だくになって踊っています。
そんな姿をじーっと見つめる少年がいました。
高校生くらいの不良少年です。
その少年が上司でした。
その少年は、背が高くてスラーっとして、恰好よく踊る私に憧れたのですね。
セラピスト役の方の誘導によって、本当はその少年と踊る私の関係性を掘っていくのですが、今回はそれをせず、ダンサーだった私の人生の俯瞰でイメージを追うということは終わりました。
ですが、その少年がイメージの中で、姿は見えないのだけれど、存在感は確かにあり、その存在を感じた瞬間に理解することがありました。
なぜ上司は、畑違いな私を採用してくれたのか。
過去に、すらっとした女性に強烈に恋し憧れる気持ちを持ったことがあったから、と。
私は今生、すらっとしたスタイルです。
それだけで採用してくれたようです、爆!!!
そのあと、このダンサーは26歳で亡くなります。
強烈な台風の中、木の根も抜けるような風に飛ばされ、何かに当たり、亡くなったようでした。
お葬式の場面にも行き。
まだ若い母が、棺の中の私にとても美しく化粧をしてくれて、綺麗な凛とした白い菊の花に埋もれ、沢山の人たちがお別れに来てくれ、その光景を私は部屋の上から見下ろしていました。
そしてとても満足して中間世というところへ移動しました。
ちなみに社交ダンスでペアを組んでいた兄は、今生の主人です。
なんというのだろう、気持ちというのか、心というのか、魂の温かさが今の主人と同質でした。
この人生から学んだこと、というよりも、前世の私は
「太く短く生きる、なんて価値観は馬鹿げているよ」というメッセージをくれました。
「長くやら、短く、なんて価値観はないんだよ。ただ、一生懸命に生きることは大事だよ」と、元気いっぱいで、オレンジ色のチークが似合う前世の自分が申しておりました。
そしてこのセッション中、何かシンボリックに、終始オレンジ色の光が現れていました。
まず始めに催眠に入っていく段階のイメージで浮かんだのがオレンジ色のお花畑だったのですが、
催眠が進むと、瞼の裏側にオレンジ色の光を外側から受けているような状態をフィジカルにも感じていました。豆電球くらいの明かりが、瞼の裏を動いていました。それはまるで、目を閉じているところに懐中電灯で顔を照らされているかのような感覚。
手元が暗いので、セラピストが手元灯を付けたのかと思い、催眠が覚めちゃうよ〜!と内心で少しはらはらしていました。
催眠を解く前に、その光の存在をセラピストへ伝えると
「では、その光のメッセージを聞いてみましょう」と(ちょっと文言が違っていたかもしれません)。
すると、果物のオレンジ、それにオレンジの向こうにレモンが見えます。オレンジは食べやすいようにカットされ、瑞々しい果肉が見えています。そこに「これらの果物を採りなさい」というメッセージを受け取りました。
オ、オレンジですね!?
そのことをセラピストと先生に伝えたところ、セラピスト役さんは「今日私、滅多にこういうもの買わないのだけど、ビタミン配合ミックスフルーツジュース買ったの~!」とボトルを見せてくれました。そして、先生は、「先週から実は食のテーマをビタミンにしていてね!オレンジ、食べてる食べてる!」と仰る。へーへーへー、でございます。
こうして前世療法練習セッションは温かく終わり。
上司との縁を掘り下げてもらうことはできなかったけれど、腑に落ちるものは十分にあり。
そしてオレンジの光の正体は、次元の違うところにいらっしゃる上司からのものだと実は十分に理解していたので、とても充実した気持ちになっていました。
とにかくパワフルで切れ者で。アメリカ兵に憧れた世代そのままを体現されていたような方で。戦後からバブル崩壊までの金融界を、最前線で駆け抜けた、尊敬するもと上司。
「ソランちゃん、しけた顔するんじゃないよ、ほら、俺思い出しなよ!」
ほんとにそんな言葉が聞こえた気がしました。
そっか! もし今後、凹むことがあれば、上司の笑顔を思い出せばいいんだ!
ほんとにほんとに、腑に落ちました。
Xさん、本当にありがとうございました。
私の中で、永遠に生きていらっしゃることを知ることができました。
瑞々しさ。
喜び。
少し忘れかけていた感覚を
復活させるような練習セッションでした。
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