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初めての心療内科(2/3)
病院に到着するまでが一番緊張しました。
外観は至って普通の病院です。
入っていくと受付と待合室がありました。
受付はいたって普通で、近所の内科を受診する感じです。
「席に座ってお待ちください」
一般的な待合室でした。
辺りを見渡して、患者さんと思わしき方も静かに座っています。待ってる間、問診票を記入していきます。
そのうち、別室に呼ばれ、身体、体重、血圧の測定、看護婦さんによる問診が行われました。
ここまでで違いがあるとすれば・・・
「ものがない」という印象です。
必要最低限備え付けの設備があるだけで、”整理されている”というより”少ない”と感じました。
また待合室で待機していると男性の声がスピーカーから聞こえます。
「celestialbodyさーん診察室まで来てください」
ここまで30分くらいでしたね。
診察室に入ると白衣を着た男性が椅子に座って準備していました。
「初めてですよね?そこにお座りになって下さい」
「本日はどうされましたか?」
普通の問診から始まりました。
「内容を文章にした方がいいよ」とネットで書いていたので説明文を片手に、下記を説明をしました。
現状の説明
→原因と思わしき出来事(ほぼ「私について」です。)
→その時の状態
→今後に対する不安
初めて当時の事を友人以外に話したと思います。
30分はしゃべり続けていたかと。
それでも、先生は相槌を打ちながら話を聞いていました。
一通り話終えると、先生の見解を伝えてもらいました。
「とても大変な境遇だったんだね。その中であなたは真面目に会社と向き合っていた。だから、ご自身を責めたのかも知れない。今はゆっくり休んで、働き方を考えてみるのがいい。診断書だそうか?」
何故か、私が非難されると思い身構えていましたが(これも神経症の症例でしょうか?)、先生は私に対する共感と、今後の方針について丁寧に説明して頂きました。
その後、療養の話から、診察が終わるかな?という所で、
「celestialbodyさんはご自身がどう行動しているか分かっているから大丈夫ですよ。」
「もし、不安な事が続いて、自分で自分のことを面倒見ることができなくなったら教えてください。」
ふと、この時
次回の受診で来るときはもう私は
「私」でいられないのではないか?
こころの病気に対する恐怖がここで芽生えた記憶があります。
次回は、その「次回」です。