大学の風景の記録(2020/9/29)
COVID-19の拡大の影響で,大学の風景は大きく変化しました。現在は以前のような活気はなく,少し寂しいままです。今でこそ当たり前のようにこの特殊な状況を受け入れて生活していますが,いずれ状況が改善していき,さらに時間が経過していくことで,少しずつ今の状況を忘れていくような気がします。そのようなわけで,大学の風景の記録を簡単に残しておこうと思います。
本郷キャンパスの様子
下の写真は,今日の東京大学本郷キャンパスの様子です。普段どおりであれば,人通りの多い安田講堂から正門までの道ですが,今日は人がほとんどいませんでした。以前は学生だけでなく,観光客の方や散歩をしている方がいらっしゃって,いつも賑やかな雰囲気だったことが思い出されます。
振り返ってみれば,4月7日に東京を含む都府県に緊急事態宣言が発令され,4月16日には全国がその対象になりました。その後,5月14日に39県,5月21日に大阪,京都,兵庫,5月25日に東京,神奈川,埼玉,千葉,北海道で,緊急事態宣言が解除されることとなりました。キャンパス内への入構制限は,緊急事態宣言の前の3月からすでに始まっていて,その影響でキャンパス内の雰囲気は様変わりしました。
学内への入構制限
現在も入構制限は継続されています。大学の関係者は,「健康管理報告フォーム」で個人の健康状態に関する情報を報告して,返信される「入構可」と書かれたメールの画面を,門の近くにいる守衛さんに提示して入構することになっています。学外の方は所用がない限り,原則として入構できなくなっています。
個人的な話としては,私は人対象の実験を行ってデータを集めて研究をしているのですが,2月28日から研究室で行っていた実験を中止せざるを得なくなりました。今は実験再開に向けて準備をしています。
COVID-19の拡大は,心理学などの人対象の実験の実施を難しくしたという点でも,多大な影響を及ぼしたといえます。一時期は大学図書館も閉まっていて,研究活動が様々な面で大きく制限されていたことがありました。
今は状況が改善されつつありますが,厳しい状況は依然として続いています。少しずつ良くなっていくことを願いつつ,今できることに取り組んでいかなければならないと考えています。
以上,大学の風景の記録でした。駒場Ⅰキャンパスにもよく行くので,次の大学の風景は駒場のものにしようかと思っています。
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