穏やかな夜、家族で見る月と星
一日の終わり、家族で静かに過ごす夜の時間は、何より贅沢で大切なひとときです。特に、静かな夜に空を見上げて、月や星を眺めるのは心が癒される素晴らしい時間です。今回は、そんな夏の夜の一コマについてお話しします。
夕食が終わり、子どもたちが順番にお風呂を済ませた後、私たちはベランダに出ました。夏の夜風が心地よく、外は涼しさを感じさせる空気が漂っています。息子が「かーたん、空がすごくきれい!」と見上げると、娘も「お月さま、まんまる!」と指差していました。空には満月が輝き、その周りにはたくさんの星が瞬いていました。
ベランダに座りながら、家族全員でしばらく夜空を見上げていました。月の明かりが優しく私たちを包み込み、星がキラキラと光っています。「今日は本当に星がきれいだね」と夫が言うと、「うん、こんなに星が見える夜もなかなかないね」と私も応えました。子どもたちは「あの星が一番明るいね!」と指を差しては、いろいろな星を見つけていました。
息子が「かーたん、星ってどうして光ってるの?」と質問してきたので、「星はとても遠くにあって、ものすごく明るいから夜でも光って見えるのよ」と説明しました。娘が「お月さまも星なの?」と聞いてきたので、「お月さまは星じゃなくて、地球の周りを回っているから、毎晩見ることができるんだよ」と教えました。子どもたちは「ふーん、そうなんだ」と真剣に聞いていました。
そのまま、夜空を見上げながらおしゃべりを続けました。満月がだんだんと高く昇っていく中で、星たちの輝きも一段と強まっていきます。息子が「お月さまが僕たちを見てるみたい」と言うと、娘も「お星さまも何かお話してるのかな」と笑いました。そんな子どもたちの言葉に私たちも癒され、家族みんなで穏やかな夜を楽しみました。
時間が経つと、子どもたちも少しずつ眠たくなってきた様子。「そろそろお部屋に入ろうか」と私が声をかけると、息子と娘は「おやすみなさい、お月さま」と手を振りながらベランダを後にしました。子どもたちを寝かしつけながら、また一日が終わったことをしみじみ感じました。
こうして、家族で静かな夜に月や星を眺める時間は、日常の忙しさを忘れ、心の平和を感じる大切なひとときです。家族と一緒に過ごすことで、親子の絆が深まり、日常の中にある小さな幸せを見つけることができます。これからも、夜空を見上げながら家族との時間を大切にしていきたいです。
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