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こうしたらあの人喜ぶかな
幼い頃から
本を読むのがものすごく好きで、
小学生の頃は
自分で自作の絵本を何冊も作っていたことを
よく覚えています。
私の記憶では
母がよく絵本を読んでくれていたように
思うのですが、
「お母さんも読んでたけど、
お父さんがよく読んでくれてたよ」
と母から聞いて、
記憶というものは
曖昧なものだなと思ったと同時に、
こうやって本好きになれたのも
読んでくれていた父や母のおかげだと
今でもとても感謝しています。
さて、
今回は
お父さん
にまつわるお話です。
ある日のこと、
ひとりの女性が
サロンへ来てくださいました。
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《ちえこさん、
なんでもいいから本を読みたいんです》
そう言われ、
置いていた本の中から
1冊を選び、
その後、
読み終えたからと
先日
サロンまで返しに来てくださった彼女は、
ご自身のことを
「私、中身男なんで🕺」
と
あっけらかんに
そう言われます。
でも、
私からすると彼女は
ご主人想いで
ものすごく
古風で
日本女性の塊のような方。
笑顔の時の目が
全てを物語っており、
素直でまっすぐで
自分に正直。
損か得かなんて
全く頭になく、
いつどんな時も
真っ先に《損》を損と思わずに
迷わずとれる
強く、優しい女性だと
いつも思ってみています。
その彼女が、
その日
今は亡きお父さまのお墓を
みせてくださいました。
「これ、
父の直筆なんです」
お墓に刻まれたその文字を見た瞬間、
あ〜😭
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それは、
涙が込み上げるほど
優しく、感情が今でも生き続けている
生きた文字でした。
こうしたら
あの人
喜ぶかな
いつも
いつも
心に留め置きたい言葉です。
こんな素敵なお話を
サロンで
お客さまから
いつも聞かせていただけていることに
ほんとに有難いお仕事
させてもらってるなぁ
と
幸せになれます。
今日も感謝
🍀*゜