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コロナ観察日記(7)

2/18(木)
昨夜は37℃まで上がらなかったので、久しぶりに関節痛がない。副主任からやっとLINEが来て、ホッとしたのもあるかも知れない。
自分がコロナに感染してから、優しさってなんだろう、と改めて考えている。連絡をくれること?そっとしておくこと?励ますこと?共感すること?昨日母と話していたのだが、人それぞれだ。岸田奈美さんがスッキリで優しさを受け取るのも優しさと言っていたが、発信側と受信側が違う優しさを持っているからこそ、お互い間口を広くする必要がある。少なくとも相手に良心が見えれば受け取る努力はしたい。体調が悪いとそれはなかなか容易ではないことも分かった。
優しさに承認欲求を混ぜてくる人も少なからずいるのだが、それもその人の最大限の優しさなのかも知れない。その人の情報によってこちらが喜ぶと思ったのかも知れない。申し訳ないが、今は承認したくないので、脇に置かせてもらう。
昼前に知らない番号から着信があった。行政や職場など多方面から電話があったので、その関係かなーと思い、何気なく出たら、いつも良くして下さっているベテラン看護師さんからだった。いきなり電話するのはどうかと思ったけど、ショートメールも上手くいかないし、思い切って連絡して下さったのだという。鼻声で誤魔化したが、これには涙が出た。この方のためだけでも元気になろうと思えた。ありがとうございますしか出なくて、電話を切ったあとショートメールで補足をした。
そのあとに奇跡が。オーブントースターで冷凍バゲットを焼いていたら、あれ、焦げ付いた匂いがする。服の匂いやボディークリーム、シャンプーなど次々と香りをかいでみると…分かる!100%ではないが、突然ゼロから開けた世界は感動ものだった。2週間はかかると思っていた。泣いて鼻水をかんだからかな。このまま色々な香りを試してリハビリしていきたい。

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