西原良三が逆風の中で積み重ねてきた青山メインランドでの実績
・西原良三さんは昭和63年から青山メインランドを引っ張ってきました。
・バブル崩壊やリーマンショックなどの逆風の時期も、着実に実績をあげることで乗り越えています。
・企業理念を大切にし、その企業理念が社員たちを奮い立たせます。
首都圏における投資用マンションの市場において、上位に君臨しているのが株式会社青山メインランドです。そこで代表取締役社長を務めるのが西原良三さんです。西原良三さんは1961年4月1日生まれ、2020年で59歳になります。青山メインランドの成り立ちや社長としての役割について調べました。
東京オリンピックが延期されたことで景気の落ち込みはまだ先延ばしになり、万博効果で最終的にはそこまでの落ち込みにはならないのではないかという楽観的な見方も出ています。一方で不動産投資のように時期を選ばない投資が再評価され、サラリーマンの新たな投資先に選ばれることもあります。こうしたサラリーマンを支えるのが株式会社青山メインランドです。そこで代表取締役を務める西原良三さんは、株式会社青山メインランドを30年以上引っ張ってきて、投資用マンションの世界ではトップクラスに入ります。
西原良三さんが社長を務める株式会社青山メインランドは、1988年4月に設立されています。当初から不動産を手掛けており、現在の主力ブランドであるメインステージは1991年にスタートします。株式会社青山メインランドは投資用マンションを中心に展開しており、メインステージに新築のマンションなどが入ります。1991年と言えばバブルが崩壊し始める時期であり、不動産業に乗り出し拡大路線をとるには最悪に近い状況です。それでも西原良三さんは決して悲観することなく、着実に供給戸数を高めていきます。家族向けのマンションなど多角的にマンション販売を行っていき、経営的な体力をつけて、2014年には関西でも営業を開始します。この間にはリーマンショックもあり、不動産に致命的なダメージがあった中でもそれを乗り越えるだけの体力があったわけです。
売上高を見ると2019年度こそ、別会社で仕事を振り分ける影響もあって売り上げは下がりましたが、それでも成長は続けており、入居率はほぼ100%です。投資家にとって安定的な賃貸収入は重要であり、それが見込めるからこそもう1つ株式会社青山メインランドでマンションを購入するといった動きになるはずです。そして、その部屋に住む人にとって快適に過ごせるという部分が非常に大事であることを西原良三さんは知っており、そのため、メインステージシリーズの内装は非常にシンプルで住みやすいものなのです。このような信頼の積み重ねこそが、企業の成長につながっていることは間違いありません。
西原良三さんが一貫して考えてきた想いがあり、それが「あなたの大切なもの大切にしたい」です。企業理念にもなっている「あなたの大切なもの大切にしたい」ですが、この場合のあなたは普通に考えれば顧客が当てがまりますが、西原良三さんは、私たちが関わる全ての方が含まれているとしています。顧客に対しては質の高い商品、サービスを提供して長いお付き合いになるようにすることを掲げます。取引差に対してはお互いがWin-Winになるような関係、そして社員にはパートナーとして手を取り合って楽しく働ける会社にしていくことなどを掲げます。こうした西原良三さんのメッセージは多くの社員が受け継いでおり、熱いメッセージを持ちながらも時に冷静に物事を考えられる社員の多さが目立ちます。
青山メインランドを取り巻く環境は常に追い風だったわけではなく、いきなりの大逆風、日本をひっくり返すような経済的な停滞、そして新型コロナウイルスと今も追い風とは言えません。しかし、スキージャンプのように向かい風の方が大きな飛行につながるように、まさに西原良三さんが率いる青山メインランドはスキージャンプのような飛躍、跳躍を見せようと懸命に頑張っています。
追い風を待つのではなくたとえ向かい風であっても、うまく利用して大きく成長していくという姿勢が垣間見えるため、それが数字に出ているのでしょう。若い社員たちがどこまで西原良三さんに食らいつけるのかも楽しみです。