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第14話「愛の教団 その2」 #限界シェアハウス文学

サザエさんで感動する人間があまりいない一方で、終わりのあるギャルゲーでオタク達は「終わってほしくない」と泣く。永遠にあると思っていたVtuberの配信もいつか終わり、演者はいつか卒業していく。インターネットキャバクラもいつかは終ってしまう。終わらないコンテンツや停滞しているものなど美しくないのである。それは人の集団や界隈にも言えることだと思っている。すごいひとはこの界隈を終わらせる。

擬似空間

すごいひとは実は先月に大使館を退去している。いろんな経緯はあったのだが、知り合いがやっているシェアハウスに空き部屋が出て家賃の負担がヤバいとのことでそこに住むことになった。そのシェアハウスの事を今後「擬似空間」と呼んでいく。

擬似空間は元々3人が住んでいた3LDKで、去年1人去り4月にまた1人去り、1人だけ残っていた中5月にすごいひとが越して来た。すごいひと自身は大使館から出た理由として、自分の人生に集中するためであるとかもうお母さんをやってられないからなどあるのだが、人間関係があの場所と地続きなので実は意外とそう遠くない(距離的な意味でなく)場所にいる。そのため放火魔が「今、近くに居て暇なんですけど行っても良いですか〜?」と平日に言ってきたり、M君VS放火魔の現場になったりと全然地獄になり得る。

それですごいひとが、「大使館に住むことと頻繁に無職達が平日昼間に遊びに来る家に住むことと本質的に何も変わらんのだが」と愚痴っていたら彼らの出現機会が減った。居場所を奪って悪い事をしたのかもしれないが、だってすごいひともこの家の家賃払ってるし、在宅で仕事してる時とかに来られても嫌じゃん「寝てるだけです〜邪魔しません〜」とか言われてもさ。

「終わらせる」

そんな擬似空間ではよく、自分と元々の住人のパイセンとでずっと「終わらせる」話をしている。2人は全く違う背景や業界だがそれぞれが別の場所でまさに今「終わらせようと」しているのだ。今回はそんな擬似空間に住むサイコパス2人の話である。

すごいひとがずっと言っている「この界隈を終わらせる」というのは、何も解散させて全員の縁を切らせるとかそんな話ではない。「終わらせたくない」と言っていたり「こんなところ早く抜け出した〜い、でも抜け出せないんです〜」と言っている奴らにムカつき過ぎた結果出た思想なのだ。具体的には、各々が自分のやるべき事(社会復帰なり、訓練とか)をやって、それで仲良い人達や回っていない集団だけでつるめという主張なのである。

無職が平日に頻繁に用もないのに家に遊びに来るなとか、寂しいなら寂しい奴らを集めて勝手にやってろというシンプルな主張である。お互いに自分の人生に集中してせいぜい時々飯食いに行くくらいの関係性でありたい。そんな犯罪者や生活保護受給者たちの馴れ合いや停滞を「終わらせる」「この界隈を次のステージに進ませる」と表現していたのである。

教訓

わざわざ「終わらせようと」している事には自分のリソースを奪われたくないからという以外にも理由がある。それは第4話で触れたオイル王国から逃げ帰ってきた限界中年男性に起因する。

あの子供部屋おじさんは自分が無職の実家暮らしであるにも関わらず、「働いてる暇ねぇよな」とか「働いてたってしょうがねぇよなぁ」とか自分が何もしないのに言っていた。勿論周囲の人間は「また言ってるよ」「なんでこんなに偉そうなんだろう」と思ってはいたがあまり相手にしてこなかった。その結果がたらい回し人生相談のアレである。流石にここまで酷いのはそうそうないが、愛の教団も「すごいひと、冷笑とか良くないっすよ」「歪んでますよ〜」とか言ってくるので自分が受けてきた不快さは実はさほど変わらない。ましてやこれを生活保護受給者の犯罪者達が言ってくるので本当に手に負えない。愛の教団の構成員達が言う「冷笑してる奴マジ無理」も「俺たちをバカにするな」を言い換えただけだとすごいひとは解釈しているのだが、バカにされたくないのならバカにされないような生き方をして欲しいし世界観が違うのならそのまま他人の生き方へ口を出すこともやめてほしい。社会に(一応)適応した側としてはやはり同世代の生活保護受給者でヤク中、犯罪者ときたら「きっしょ4ねや」と思うしもちろん「愛」の話とか偉そうにされたくないのである。

すごいひとは今までこいつらとあまりにも思想や世界観が違うため相手にしてこなかったが、子供部屋おじさんの件を思い出し「殴るなら早いうち、若いうちのが良いか」と思ってきたし別にこんな奴らから受けた不快感を我慢してもしょうがないかとも思っていた。だから最近noteに書いて殴っていた。全部終わらせる。

思想の違い

思想や世界観の違いは相当根深いものがある。例えば、以前愛の教団の教祖がhhchかなんかをやってバッドに入った時に「自殺しないように見守るため」というので助けに行った事がある。すごいひとと擬似空間のパイセンが様子を見ていると「お二人は穢れているので、換気をしてお香を焚いてください」と言われたのである。目の前でバッドに入ってるヤク中にだ。

別に自分の人格や生活習慣が歪んでいた(歪みがあちらの世界でなんのことなのかはさておき)ことは否定もしないしそんな気はするのだが、すごいひとの思想ではヤク中や犯罪者達の方が「歪んでいる」と思うので何か埋められそうにない大きな思想の隔たりを感じた。その後パイセンと「これ何言ってるかわかんないけど、もしかして失礼ってやつなんですかね」とか言って目の前のぐったりしたヤク中を笑っていた。ちなみにパイセンはその様子を録音してたらしい。けどなんだかんだすごいひとは優しいのでパイセンが帰った後も時々ヤク中の様子を見に行き、呼吸をしていることを確認したり暇つぶしに自重トレーニングをするというのを2時間くらいしていたのだった。

その出来事からしばらくして「あの時はありがとうございました。あと失礼なこと言ってすみません」と言ってお花と花瓶をくれた。あ、うん。ありがとう...

ヤク中の最悪さ

別にこんなこと知らない方が良いのだが、ヤク中っていう人種は本当に最悪で普通に違法なものをやっていたりちゃんとラリってる癖に「本当にヤバいやつはやってないんすよ」とか「ほどほどに付き合って使ってるんすよ」みたいな態度でいるから手に負えない。多分この記事も「すごいひとの妄言」とかって一蹴されたりするのだろう。別に構わないのだがここまで特定性を下げた上でも誰のことなのかがわかるくらいの関係者ならば真偽や疑わしさなどについてもわかりそうなものだと思う。評判が下がるとかないでしょ今更。あと余談だが、別に違法薬物を濫用しているから犯罪者と呼んでいるわけではない。他にもたくさん悪いこと(本物の犯罪)してるからそう呼んでいるだけで

noteをやってて良かったこと

こんな地獄のようなnoteであるが、すごいひと視点ではやってて良かったことしかない。もし今回のような記事で「すごいひと、マジで最悪だわ。あんな奴のいる場所とかキショいわ〜」と思ってくれた人がいればそれこそ良かった。

全員の一致した見解としてこんな最悪な場所抜け出せるならそれに越したことはないというものがある。「抜け出したくても抜け出せない。だからこの界隈を良くして行く」と言っていた彼らがすごいひとを不快に思い、ここを更なる地獄だと認識したのなら、抜け出せる手助けを出来そうで何よりである。もし抜け出せたのならみんなで卒業を祝おう。もうこんな所に帰ってくるなよと。

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