見出し画像

なんだか、そんな気分

こんにちは、ニシです。

突然ですが、皆さんは夏が好きですか?

僕は数年前まで大っ嫌いでした。
特に好きな季節はないですが。とは言っても夏以外の春秋冬。

ですがここ数年は、夏もいいな、なんて思えるようになりました。

なんだか成長したような、大人になったような、少し嬉しい気持ちになります。


僕は天気予報が嫌いです。

雨が降る。って分かっているのもつまらないでしょう。
日常が簡単になってしまうようで、、僕は少し寂しいです。

その日の気分で洋服を選びたいな。ってタイプです。
寝坊して洋服が適当になっても、そんな日があった方が面白い。天気も同じです。

僕はそんな物を大事にしたいです。

話は変わりますが、今回もブランド紹介です。

今回はNICHOLAS DALEY (ニコラス・デイリー)がどんなブランドなのか、見てみましょう。

NICHOLAS DALEYはロンドンを拠点とするメンズファッションブランドです。

自身はセントラル・セント・マーチンズを卒業し、ロンドンの高級紳士服テーラーが並ぶストリート、サヴィル・ロウで下積み、経験を積んだ。その後自身の名を冠したブランドNICHOLAS DALEYを立ち上げる。

セントラル・セント・マーチンズとは、ロンドンの芸術大学の1つで、有名なデザイナーを多く輩出する大学です。(有名な卒業生、ジョン・ガリアーノ、ステラ・マッカートニー、ポール・スミス、アレキサンダー・マックイーン など)

ですが、この大学はファッションに特化している訳ではなく、あくまでアートデザインを強く求められる学校です。
学科にはファインアート、ファッション&テキスタイル、映画、ビデオ写真、3次元デザインや演劇など様々な学科があります。

これら多くの学科がありますが、イギリスのアートデザインを第一線で牽引する卒業生を輩出します。

前回のブログにもあった様に、アートとファッションには深い関係がある事がよくわかります。

また、NICHOLAS DALEYはアートだけではなくカルチャーや音楽にも強い影響を受けているブランドです。
NICHOLAS DALEYはジャマイカ系イギリス人の父親、スコットランド人の母親を持っているめ母国イギリスを代表するかのような伝統的な表現も魅力的ですよね。

自身が特殊な環境で育ったことから様々な民族カルチャーをミックスし、表現し創り上げるものは、ニコラス独自の視点や環境から生み出されます。


これは2023AWのルックです。
自身が仕立てを経験している事もあり、テーラースタイル。
このブランドは様々なチェックを多用する事が多く、中でもロキャロンのタータンチェックを多く使用しています。スカートとの合わせや、帽子にも大きく伝統的なブリティッシュカルチャーを感じさせます。


僕が初めてニコラスの洋服を手に取った時に感じたものがある。それは様々なカルチャーをミックスしたニコラスの表現は、文化的なようで、ある意味現代アートに近い物なのかもしれない。と。

音楽にも強い影響を受けている。
ジャマイカ系の父親の影響で、生まれた時からレゲエやジャズを常に聴いていた。
そこも洋服への落とし込み方がとても興味深いです。

例えば、ファーストコレクションではレゲエ界の重鎮にランウェイを歩いてもらったり、ポルトガル民族音楽をコレクションに落とし込んだり。様々なジャンル、様々な国のカルチャーからインスピレーションを受け、ニコラスの世界観が表現されています。

他にも、、


このコレクションのタイトルは「ASTRO BLACK」
アフリカ系アメリカ人のジャズグループ「Sun Ra Arkestra」のアルバムからインスピレーションを受け、表現されたコレクションです。
UKジャズバンドのSons of Kemetをモデルに使い、そのままライブを行いました。
映像では演者だけでなく、ショーを見に来ている人も一緒になって踊り、ニコラスにしか表現できない新感覚のファッションショーです。

様々なカルチャーの融合、僕にとってはある意味カルチャーショックです、、もちろん良い意味で。

皆さんは音楽を選曲し、聴く際に何か深い考えを持って音楽を聞きますか?

もちろん、そんな事もあるかも知れません。

ですが、ほとんどの人がなんとなく気分で聴きたいものを選んでると思います。

僕がずっと好きなアーティストで、今の気分です。
お勧めです、ふと思い出した時にでも聴いてみてください。

次の日は今日と違う曲を聞いてるかも知れません。
僕にとっては天気も一緒です。

天気予報に左右されて服を選ぶのじゃなく、雨が降ったら降った時の気分で選びたい。

まあそんな感じです。
気分になれば、天気予報を気にせず過ごしてみては。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?