見出し画像

改めまして、こんにちは

初めまして、8月からお世話になりますstaff のニシ リョウヘイです。
これから頑張りますので、よろしくお願いします!
今回は僕からお届けします。

Nobuyuki Matsui

このブランドに対しての僕なりの解釈で書きたいと思います。
受け取り方はそれぞれですが、、

僕がこのブランドに出会ったのは、当時まだ学生の頃。何気なく、ふらっと立ち寄ったお店で見つけた。
今までに見たことのないディティールやシルエット、何もかもが僕の中で衝撃的でした。

それは、本当に服が好きなひとの為のブランドだと感じました。

デザイナー自身、パターンから縫製、生地加工まで手がける。伝統や職人技術を大切にし、長く大切にできるような服作りを目指し続けている。

デザイナーは高校卒業後、イギリスへ留学し、心理学を専攻。
現地のファッションに影響を受け、ファッションの道へ進むきっかけとなった、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションへ入学しました。
ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションとは、イギリスで唯一の美術大学である。ファッション専攻以外にもメイクアップや絵、写真、劇場映画パフォーマンスと様々なコースがあります。
(主な卒業生ジミーチュウ、JW Anderson)

常に芸術や美術と暮らしていることで、生徒同士切磋琢磨し、高めあう環境にあったのかもしれません。

そしてメンズウェアを学び、在学中にロンドンファッションウィーク若手デザイナー向けコンテストFashion scout で受賞し、ランウェイショーを開催。Fashion scout とは若手ブランドにフューチャーし、支援やサポート、発信しているロンドンのプラットフォームです。
その後メゾンで経験を重ね、その後日本へ帰国。

そう言った背景があるからこそ、時代の流れや流行りにとらわれず、モノ作りを大切にしているブランドだと感じています。

Nobuyuki Matsui は日常生活や、自然からインスピレーションを受け、テーマにする事が多いです。
例えば、、、
19AWのコレクション


Amazonから着想を得て、梱包に使う緩衝材をテーマにショーを行われました。

昨今ではECでのお買い物が多くの人にとって当たり前で、直接洋服を見ず、購入する時代の流れを
表現しています。

地方住まいでお店に足を運ぶ事が難しい人もいるかもしれません。こんな便利な時代ですから、ネットでお買い物が主流になるのは当たり前なのかもしれません。

そして一度手に取り、ブランドのテーマや何を表現しているか。実際に着て見て感じて頂きたいです。



この写真は次のシーズンのルックです。
テーマは「Ripple」
足元から波紋が大きくなるのが、見て取れます。

ブランドらしく上品な表現をした洋服だと感じます。


フラップのところには少し乱れた波が打ってあります。
波紋とはなにを表現しているのか、僕は何かを投げかけ、訴えてかけている。そんな気がしています。

僕はNobuyki Matsui の洋服にはアートであり、アーティスティックな部分を常々感じています。
と言うのも、ロンドンでファッションに影響を受け、ファッションの道へ進んだわけですが、UKファッションに重きにしている訳ではなく、デザイナー自身の解釈で落とし込まれている。
デザイナーの世界観が洋服に顕著に出ています。
インスピレーションを受けた物をどう表現するか、
アートをどう捉えるかは人それぞれですが、、、

このブランドの世界観には少し目を離すと置いていかれるような気がしています。生地加工1つをとっても、漆を使ったりなど、全く想像のつかないような世界を魅せてくれます。今後も期待して楽しみに待っているブランドの一つです。

そう言った洋服作りは時代に飼われる事がない半面、理解をすることも少し難しい物なのかもしれません。

僕は魅せられてばかりですが、、

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?