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日記を書き続けることで英語力UP〜ハードルは下げるに限る〜

最近、英語を学び始めて四半世紀くらいになることに気づいた。
と言ったって、中学に入るまでの英語はお遊び程度で何にも覚えてはいないし、中学・高校でも授業で学んだだけで別に特別なことはしていない。
大学は外国語学部を選んだので、けっこうしっかりと学べたと思う。
教員になってからが勉強は一番したなぁ。

自分の英語学習歴を思い返してみると、大学時代の1年間のアメリカ留学で培った力はかなり大きい。
それでも、今の自分の英語力を確かなものにしたのは、大学の時に日記を4年間書き続けたことだと思う。

きっかけは大学の先生の一言

入学式の後に、オリエンテーションを担当していた先生がこう言った。

「これからキミたちは大学生としてたくさんの経験を積んでいくことになる。それらを日記に書き残しておくことはいつかキミたちの役に立つはずだ。」

素直だったぼくはこの先生の言った通りに日記を書いてみることにした。
英語の勉強も兼ねられるといいなぁなんて思ったけど、最初にハードルを上げすぎると、続かなくなってしまうと思い、普通のノートに日本語で書くことにした。

続けるためにできるだけハードルを下げる

「三日坊主にならないことを願う。」

上の言葉は最初に書いた日記の締めくくりの一言だった。

とりあえずは書き続けてられるようにしてみようと思い、書く量も、書く内容も特に気にしないことにした。
ただ寝る前に書くことだけは決めた。
寝る前にどうしても、書けなかったときは、次の日の朝に書いたり、次の日の寝る前にまとめて書いたりした。
限界まで下げたハードルのおかげで、まずは3ヶ月くらい続いたので、そろそろ英語で書いてみることにした。

まだまだハードルは上げない

英語で書き始めた初期の頃は無理せず、どうしても書けないところは日本語で書いてもいいルールにした。
誰に見せるものでもないので、別にどんな体裁だって恥ずかしくはない。
ノートはロフトとかでちょっとカッコいいのを買って使ってみたりした。

毎日、英語で書くように努めていると、徐々に日本語に頼る量は少なくなっていった。
大学で学ぶレベルが上がるにつれて、自分の英語の表現がより良くなっていっているのを体感できることが楽しかった。
いつの間にか、日記を書かないとなんだか気持ち悪く思うくらいになっていた。
そうして気づいたら、大学の4年間、留学中も含めてずっと日記を書くことに成功した。

大学卒業後の日記

社会人になってからは、忙しさにかまけて日記を全然書けなくなってしまった。
それでも、合計2年分くらいは書いたかな。
その日記の中には、英語があったり、韓国語があったり、ドイツ語があったり、スペイン語があったりして、大学時代にはなかった多言語を学ぶことを楽しむ姿勢が見られる。

日記を書くことの効力

日記を書くことで、自分の考えがまとまったり、自分の感情に気づくきっかけになったりして、メンタル面での効力もあった。

当然だが、日記を書き続けることによって、書く力も上がった。
大学時代もネイティブの先生から褒めてもらえることが多かったし、留学先ではぼくが書いたものをこれから来る留学生に見せるモデルエッセイとして使いたいとまで言ってもらえた。
それと、言語力に関して言えば、書く力だけではなく、話す力にもつながった。

日記を書くとスピーキング力が上がる?

もちろんただ書くだけではいけない。
ぼくがスピーキング力の向上を感じたのは留学してからのことだった。
留学をしてすぐは英語でのコミュニケーションが全く上手くいかず、

「なんてところに来てしまったんだ。。。」

と枕をぬらす日が続いた。

しかしながら、自分で思ったよりも早く英語を話せるようになったように感じた。
原因を考えてみると、日記で使う表現が日常生活でよく使う表現であり、それをこれまでに何度も書いてきたことだと気づいた。
つまり、日記を書くことが直接的にスピーキング力アップになるのではなく、スピーキングのレベルアップ速度を上げることにことにつながるということだ。

低いハードルをコツコツがコツ

日記を書いていると、
「こんなんでいいのかなぁ」
とか
 「こんなの役に立つのかなぁ」
と不安になる時もある。
それでもやっぱりコツコツと続けたことはいつか実を結ぶ。
まさに"Connecting the dots" だ。

すごく高いハードルに挑みたくなることもあるけれど、乗り越えられるかもわからないし、乗り越えられたとしてもとてもしんどい。
次のハードルに臨む体力は残っていないことが多い。

つまるところ言語学習に近道なし!
ハードルを思いっきり下げてでも、コツコツと積み重ねていくことが大切だ。
と、最近サボりがちな自分に言い聞かせて今日は終わろう。

さて、寝る前にちょっとだけ韓国語のテキストやろうかな。

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