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授業の中でのウェルビーイング〜英語の授業を通して幸せに生きる方法を知る〜

ぼくがウェルビーイングという言葉に関心を持ったのは、ここ1、2年くらいのことだ。以降、少しずつウェルビーイングに関する本を読んだりして、その理解を深めつつあるところだ。
この言葉にぼくが関心を持ったのはある意味必然のことだった。

ぼくは英語や言語が好きで、教師としてそれを学ぶことの楽しさを伝えたいという思いがある。
しかし、それよりももっと大きな願いも持っている。
「みんな幸せに生きてほしい」
そんな願いだ。

世界中のみんなを幸せに!なんて大きなことは、ぼくのチカラでは到底できないので、せめて自分の手の届く範囲の人たちを幸せできればいいなぁと思っている。

まずは自分が幸せに生きる!

ぼくの教育のテーマは「背中で語る」だ。大学時代の面接対策ノートにもこの言葉を書いていたので、あの頃からいろんなことが変わった今でも、変わらず持ち続けることができている思いだ。

自分が楽しく幸せに生きている姿を見せることで、他の人にも幸せに生きていけることを示すことができると思っている。
だからこそ、日々いろんなことに挑戦してみたり、小さな楽しみを見つけ出そうとしてみたり、幸せについてあれこれ考えてみたりし続けている。
これこそが幸せに生きる術を伝えることができる唯一の方法だと考えていた。

先輩と一緒に持った授業でアハ体験!!

そんな風にしか考えられていなかったときに、自分とはかなり異なる授業スタイルを持つ先輩と一緒に授業を持つことになった。
その先輩は経験も知識も豊富で、生徒たちがその授業を受けてできるようになってほしい力から、しっかりと逆算して授業を組み立てていく先生だった(今思えば、逆算をして授業を組み立てることも当然なのだけれど)。
最初はその先生についていけるか不安だったけれど、自分にはないものを学びたいと思い、必死についていった。

授業の中で、幸せになる方法を教えることができる!?

そうしてなんとか彼女の組み立てる授業についていっていると、ところどころにウェルビーイングが盛り込まれていることに気づいた。
そうしてやっと、
「授業を通して、幸せになる方法を伝えることができるんだ!」
という考えを得られた。
その方法を背中で語るしか術を持っていなかったぼくからすると、これは自分の教育観そのものを揺るがす気づきだった。

細かいことは追々の記事で書いてみたいと思う。
この気づき以降、自分が授業の中に意識して取り組むようにしていることを簡単にまとめると、
・自分のウェルな状態について考える
・より良い未来について考える
・上記について、そのために今できることを考える
といったことである。

ゴールが見えるから過程を楽しめる!

こんなことを考えられるようになってから、授業を考えることがより楽しくなった。
実際に考えた授業が自分が思ったように全く動かないこともある。
そんな時は、もちろんへこんでしまうけれど、次の改善点も見える。
そんな風にトライアンドエラーを繰り返していくと、手応えを感じる時間もやってくる。
こうやって授業の組み立てを楽しくできるようになったのは、「授業を通して、ウェルビーイングについて考える」というゴールを自分の中に設定することができたからだと思う。

たくさんの伝える方法を持つ

自分が伝えたいことを伝える方法を複数持つことは重要だ。
今は以前違い、自分の伝えたいことを「背中で語る」だけでなく、「授業で伝える」ことができるという視点を得ることができた。
新たな伝える方法を知ることが、自分の世界を広げることにつながった。
きっと、まだ方法があるはずだ。
自分のためにも、そして自分の周りの人を幸せにするためにも学び続けていきたい。

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