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色覚異常持ちが色彩検定を勉強している話

はじめに

こちらでは色覚異常持ちである筆者が色彩検定を勉強している話について殴り書きしていこうと思います。

色覚異常持ちなのに色彩検定って…?から、そもそも色覚異常ってなに?というところまで色々な疑問があるかと思いますが、のんびり見て頂ければと思います。

色覚異常って?

ご存じない方もいらっしゃると思うので、ザックリ一言でまとめると「正しく色を視認できない障害」です。
本noteとしては、上記を理解いただければ楽しめる内容にはなっていますが、色覚異常について、もっと詳しく知りたいよ~~ってい人は、
「色盲」について当事者と世間一般での認識の違い|セシル (note.com)
を読んでいただければ、なんとなーくご理解いただけると思いますので良ければあわせてどうぞ。

経緯

では、なぜ”目”に障害を抱えている私が、色彩検定を受験しよう思ったかです。簡潔に答えを書いてしまえば、「仕事」と「おもしろいでしょ」の2つです。
すこーし細かく経緯を書くと、資格自体取得して困ることは無いですし、職業柄こういったことに長けていたほうが都合がよいのです。それに合わせて、自分みたいな目に不自由がある人が、大きく目がかかわる資格を取得するということに魅力を感じてしまったわけです。

困っていること

よっしゃ~~勉強するぞ~~~~!ということで、特に何も考えず手を付け始めましたが、簡単な話、”正しく色を認識できない” 為、私は勉強を始める前から既に大きなハンデを背負っているわけです。
資格の勉強をしていて中でも困っていることを紹介しようと思います。

テキストが読めない

単純にテキストを読むだけでも、たくさん色に関してのことが書いてあるわけですが、図で解説されてもこちらは正しく色を認識できていませんので、正しく頭に入っている自信がないのです。
例えば、学習し始めて最初のほうに目にするであろうものにPCCSトーン図という物があります。👇

残念なお話ですが、私にはストロング(つよい)とビビッド(さえた)や、ブライト(あかるい)とソフト(やわらかい)など、本来区別されているもの判別ができません。

他にも慣用色名という物が出題されます。
色の起源や由来などから、そもそもこれは何色ですか?というシンプルなものまで広く出題されます。
こちとら、青と紫も間違えるのに青と紫の中間色のような色が平気で10数種類でてくるんです。そりゃ無理でしょ。
興味がある人は、👇のリンクを覗いてみてください。
JIS慣用色名一覧 | 色彩図鑑(日本の色と世界の色一覧) (i-iro.com) 

自信がなくなる

もとから自信があったかといえば怪しいところですが、自分は人と見え方が違うんだという前提を踏まえつつテキストを見ても、
・これ、本当にあってるのか・・?
・正常色覚の人と同じ感情を色から貰っているんだろうか・・?
・色が与える影響は平等なんだろうか
など、自身がなくなってきます。
多くの人には理解のしがたいことなのかもしれません。ですが、このようなことが続くとモチベーションを保つのも難しいと正直思ってしまいます。

こちらのアプリケーションで私たちの視界を体験できます。
色のシミュレータ > ホーム (asada.website)

得点が取れそうな分野が狭い

ここまで上げてきた2点に通ずるものですが、単純に問題を選ぶ必要があります。
慣用色名に関する問題についてはどれだけ勉強しても、運要素が絡んでしまうわけです。正しく勉強できていない問題を解いているので当たり前のことですね。
色彩検定自体が、すべてこのような問題で構成されているわけではありません。目の構造の問題、理論さえ覚えてしまえば回答できる問題など、暗記すれば得点できる問題も沢山あります。
学生時代は、暗記科目は得意なほうだったので、暗記問題に抵抗はありませんし、私の場合、色彩検定に関してはそのような問題で得点を稼ぐ必要があります。
暗記が苦手な人には少しつらいですね。

ざっと思いついたことを綴りましたが、直ぐに思いつく範囲でもこれだけ不便なことが見つかります。

じゃあどうやって勉強している?

特に難しいことはしていません!
得意な分野、不得意な分野それぞれありますが、得意な分野を比重多めで、勉強するだけです。苦手な分野を勉強して得点アップを狙うことが難しいので、これが最適解だと思っています。

勉強方法というところでいうと、公式テキスト、問題集、非公式(?)テキストの3刀流で勉強中です。
公式テキストのほうが、内容は濃い気がしますが若干大きさがあるので持ち運びには適しません。移動中などは、小型の非公式テキストを流し見したりしています。

サイトに試験の出題例が掲載されていますので、問題内容が気になる方は良ければチェックしてみてください!
【2級】
検定出題例2級 | 色彩検定とは | 色彩検定協会/カラーコーディネーター (aft.or.jp)
【3級】
検定出題例3級 | 色彩検定とは | 色彩検定協会/カラーコーディネーター (aft.or.jp)

まとめ

ここまで、ただ文章を書き殴ったnoteにお付き合いいただきありがとうございました。
あまり面白みのない内容になってしまったかもしれませんが、正常色覚者では得られないような感覚だったり、感想を伝えられたかなと思っています。
筆者は2024年の夏試験に(今のとこ)2級を受験予定です。
面白そう!!と思っていただけた方、今からでも遅くありません。
一緒に挑戦しましょう。

ということで、〆たいと思います。ありがとうございました。

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