週刊セブ島留学&起業日記(第92回)
この記事は2020年7月19日に配信されたメルマガのバックナンバーです。
<今週のトピック>
・白馬夏合宿始まりました!
・フィリピン、8月から長期ビザ保有の外国人入国可能に
・コロナで自殺者が減った?
・白馬ダイエット生活
<白馬夏合宿始まりました!>
7月13日から、長野県での白馬夏合宿がとうとう始まりました。今週は生徒さんお2人、来週からは6名となります。ということで、今週は2名のお客さんと良い意味で「試運転」」ができ今後の自信を深めることができました。
というのも、今週から4週間の予定で来られたKさんはセブ留学のリピーターさんで他の学校で4回の留学経験があるのですが、そのKさんから「大満足です」とのお言葉を頂けたからです。勿論、リップサービスもあると思いますが、私自身としても白馬合宿、悪くないです。
まず授業ですが、マンツーマン4コマ、グループ2コマです。マンツーマンはフィリピン人講師とのオンラインですが順調です。唯一の不安要素であるネット回線もセブ側は順調でした(これには本当に安心しました)。
一方で、実は白馬の回線が若干不安定で、速い時は90Mbpsも出て平均でも20Mbpsは出るのですが、不思議なことに1日に2、3回切れることがあるのです。それでも授業には基本的に支障はないので、お客さんも「まあ仕方ないですね」と言って下さいます(日本にいる同士のビデオ通話でもスムーズじゃないことってありますからね)。いや〜、当校は本当にお客さんに恵まれているなと思う瞬間です(お客さんに甘えてはいけないのですが)。
次に僕のグループ授業。こちらもありがたいことに好評です。実はフィリピン留学ってマンツーマン授業が売りなので、グループ授業を提供していない学校って多いんですよね。また、グループ授業の方が講師に高いスキルが求められるのも提供が少ない理由です。私も実際に比較してみると、グループ授業が終わった時の方が消耗度が高いのです。
ということで、グループ授業では「新鮮さ」を感じて頂けているようです。それと、手前味噌ですが、やはり私は日本語で説明できることが強みなのです。いままで何度も説明されて分からなかったことがやっと理解できた、という感想は何度も頂いています。
それと、英語が話せない人の気持ちがわかる点ですかね。生徒さんの苦労は、僕が昔経験した苦労と同じなのです。私は以前、ネイティブに混じってCELTAという英語講師の資格を取りました。その4週間のコースの中で多国籍の生徒に英語を教えたのですが、実はネイティブよりも私の授業の方が評判が良かったのです。理由を聞いてみると、一部の生徒は僕の授業の方が分かりやすいとはっきりと答えてくれました。ということで、CELTAの最終成績も上位30%に入ることができました。
以上、「オンラインと対面のミックスカリキュラム」はどうにかお客様に受け入れて頂けたようです。もう一人の生徒さん、超初級者の18歳のM君も日に日に発言数が増え、声も大きくなっています。やはり若いと上達というか順応が早いですね。
次に生活面。ざっと1日のサイクルはこんな感じです。
起床
朝風呂(足を伸ばせる大浴場)
7:30 朝ご飯
9:00 授業開始
12:00 ランチ
夕方 授業終了
18:00 夕食
お風呂(足を伸ばせる大浴場)
就寝
セブのような異国情緒やエキサイティングな面はないのですが、正直なところ、白馬の方が英語学習には集中できますね。以下、その快適さを簡単に説明します。
1 食事が抜群に美味しい
やはり食事は素材ですね。さらに新鮮な食材をプロが調理するのです。美味しくないはずがありません。一方で、セブで当校の食事を提供して下さっているOishi Cebuさんに思いを馳せてみると「あの環境&食材でよくあのレベルの食事を出してくれているな」と感心するというか、感動すら覚えますね。
稀にセブに来られてセブの日本食を辛口に評する人がいるのですが、そういう方には是非セブのスーパーに足を運んで頂きたいものです。その貧弱な食材を見て頂ければ、評判の良いセブの日本食屋さんがいかにミラクルを実現しているかが分かって頂けると思います。
2 お風呂最高
もうね、1日2回、大きなお風呂にどっぷり浸かれるって最高ですよ。今回お世話になっているモンブラン白馬さんでは大浴場は24時間オープンなのです。僕は今年の1月末にセブに入って、6/12にセブを脱出するまでの約4ヶ月、シャワーだけの生活だったのでお風呂のありがたみが身に染みるのです。
お風呂のある生活、最高です。
3 静かで、虫がいなくて、安全
白馬には日本人には当たり前の環境があるので、ストレスフリーです。ここに来て1週間、いらっとする瞬間はありません(笑)。
宿の周りには何もありませんが(1番近いコンビニまで徒歩20分)、車で移動すると渋滞もゼロなので至ってスムーズです。みんな安全運転だし、排気ガスも酷くないので外出も億劫になりません。
そして、息抜きには大自然があります(この辺は来週あたり詳しく書きますね)。
ということで、セブよりも白馬の方が勉強には集中できるかもしれません。前出のKさんからは「今後も白馬でやって下さい」と言われているぐらいです。
勿論、セブには白馬にない魅力がたくさんあります。きっとそこは好みなのだと思います。ただ今回の試みで、「これまでに無かった価値」を提供できているのだとしたら本当に嬉しいですね。
最後に。
実は、8月の下旬に都内の武蔵大学で授業をすることになりました。既に定員を満たしたので皆さんにはご参加いただけませんが、これも私にとっては素晴らしい機会になりそうです。
【8/24〜8/28 】都内でSpeaking & Writingの5日間集中講座を行います!
https://cebuec.com/summer-course/
白馬同様に、Speakingはセブ英語倶楽部のフィリピン人講師がオンラインでマンツーマン授業を提供し、私はグループ授業でライティングを教えます。私は「スピーキング力を高めたいならライティングをやるべき」という考えの持ち主です。これは、メルマガでも、ブログでも、授業中でも唱え続けている私の経験に基づく持論です。
ということで、この武蔵大学の講座でも「アカデミック・ライティング」という、これまで私自身提供して来なかった、そしてフィリピン留学でもまずは提供されない価値を提供する機会を得ることができました。
実に皮肉なことに、白馬も武蔵学園も憎きコロナによってもたらされた機会なのです。諦めてはいけないな、とつくづく思いますよね。まだまだ、これからですが、コロナの影響を思いっきり逆手に取ってやろうと思っています。実は他にもいくつかアイデアがあるのです、ふふふ。。
<フィリピン、8月から長期ビザ保有の外国人入国可能に>
昨日、下記の記事が流れました。
『フィリピン、8月1日から長期ビザ保有外国人の入国許可へ』
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-philippines-travel-idJPKCN24I0P9
まずは一歩前進で嬉しい限りですね!この長期ビザには「就労ビザ」も含まれるようです。ちなみに、英語学校への留学生は「観光ビザ」なのでまだ入国できません。
この入国解禁で、1番喜んでいるのは現在フィリピンで働いている日本人従業員の方々ではないでしょうか?彼らはこのパンデミックにあっても、日本に帰ることができなかったのです。というのも、一度出たらいつセブに帰って来られるか分からなかったからです。実際のところ、日系の会社では日本人マネージャーがいないと回らない会社は多いのです。
私が住んでいたセブのコンドミニアムにもこのような方はたくさんいました。こうした人が日本に帰れるようになるのは本当に良いことです。いくらセブに慣れていても、今のセブは正直「住む場所」ではありませんので。
一方で、フィリピン留学を考えている方、このニュースで喜ぶのはまだ早いです。依然として、セブ留学再開時期に関する私の予想は「年明け」です。理由は、セブシティはようやくMECQになったということです。下記がフィリピンの規制の序列です。
レベル5:トータルロックダウン:完全外出禁止、一部の地域で限定的に実施
レベル4:ECQ:いわゆるロックダウン
レベル3:MECQ
レベル2:GCQ
レベル1:MGCQ
レベル0:ニューノーマル
マクタンとマンダウエはレベル2のGCQですが、GCQでも日常生活には大きな支障があります。白馬合宿のためフィリピン人講師は学校に通勤してもらっているのですが、ジプニーの稼働率が低く通うのも容易ではないそうです。
マクタンはGCQになって2ヶ月くらい経過していますが、MGCQに移行する気配はありません。学校運営側としては、ニューノーマルになるまでは「セブに是非いらして下さい」とは口が裂けても言えません。
だって、私自身が行きたくないですから。
次に入国規制について。
8月から、長期ビザを持つ外国人の入国が許可されますが、入国後2週間の隔離という条件がついています。さらに、フィリピン人の帰国者が優先されるので、外国人の入国には人数制限があります。ということで、今後は下記のステップとなるでしょう。
1 フィリピン人の帰国ラッシュが落ちつく
2 長期ビサを持つ外国人の入国がスムーズになる
3 2週間の隔離措置が撤廃される
4 条件付き、地域別に観光客の入国が許可される
当然、フィリピン政府としてはフィリピン人が最優先なのですが、ここが問題なのです。世界中に散らばっているフィリピン人の出稼ぎ労働者(OFW)の多くは海外での仕事を失ってしまい、現在帰国ラッシュなのです。これについては以前も書いたので詳細は割愛しますが、依然として感染拡大傾向がある中、帰国ラッシュがおさまるにはもう少し時間がかかると考えるのが妥当でしょう。
上記2と3にも、数ヶ月単位で時間がかかりそうですね。そして、最後の4です。下手したら、セブからの入国は最後になるかもしれませんね。いま、フィリピンで1番ひどい状況にあるのはセブだからです。国内移動の解除の時もかなり揉めたのですが、おそらくセブの市長等が受け入れを拒否すると思うのです。折角おさまってきたので、もう少し待ってくれと。。
以上、現在の私の見立てです。私はコロナなんてただの風邪と思っていますが、世の中はそう考えてくれないので、しばらく海外渡航は難しいですね。特に学校や会社という組織に属している方は。ということで、いつも結論は同じですが、年内は基本国内ですね。
*配信直前に最新情報を確認したところ、今回の長期ビザ保持者には残念ながら「就労ビザ」は含まれないそうです。
<コロナで自殺者が減った?>
まずは下記の記事をお読み下さい。
『1~6月の自殺、1割減 コロナ影響か』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61524940V10C20A7910E00/
特に『緊急事態宣言が出された4、5月は前年より約18%少なかった』そうです。これってどういうことなんでしょうね?一つは、行きたくない会社や学校に行かなくても済むようになったからではないでしょうか?そうであればコロナ様様ですよね。さらには、コロナのお陰でインフルエンザの死者が激減し、前年比の毎月の死者数は減少傾向にあるのです。
今回の騒動を機に、オンラインで間に合わせること、オフラインだからこそ価値を発揮すること、の棲み分けができれば、人々のストレスは大幅に軽減されそうですね。まあ、僕の感では「いいから会社に来い」という老害上司はたくさんいると思いますけど。
次に私が注目したのが『警察庁によると、男性が6518人、女性が2818人』という事実。皆さん、これ知ってました?自殺者の7割って男なんですね。データは確認してませんが、事業の失敗や失業といった「経済苦」が最大の理由ではないかと推察されます。というのも、失業率と自殺者数には明確な相関関係があるのです。
『自殺の影響は広範囲にわたる―新型コロナウイルスによる失業が健康や自殺に与える影響―(2) 茂木洋之』
https://www.works-i.com/column/hataraku-ronten/detail006.html
ざっくり失業率が1%上がると、自殺者が1000〜2000人増えると言われています。思い出してみて下さい、アベノミクスが始まる前の数年間は日本の自殺者数は3万人を超えていたのです。理由は、「失われた20年」と言われた長期不況とそれによる高い失業率でした。
安倍政権を安易に批判する人も多いですが、経済再生により毎年の自殺者を1万人減らしただけでも評価に値すると思うのですが。
さて、「世の中は死者がでない、重症者が出ないコロナ」に不必要に怯えていますが、確実に起こっている不況により、今後失業率が高まるであろうことは容易に想像できます。失業率が高まるとどうなるんですっけ?
経済苦により命を落とすのは現役世代です。一方でコロナで亡くなった方の平均年齢は約80歳です。これって普通に寿命ですよね?過度の自粛により、現役世代を殺してはいけません。現役世代には養うべき妻子がいるのです。彼らが死んだら、その家族が路頭に迷うのです。
最後に、
現在私がいる白馬は完全にゴーストタウン化しています。まず観光客を見かけることはありません。当校に英語合宿に来て下さいとは言いません。ですが、夏の家族旅行、宜しければ白馬にいらして下さい。皆さん、10万円もらいましたよね。その一部でも良いので白馬に落として下さい。それこそ、最高のボランティアです。
1. 読者さんからの質問
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2. フィリピンのビジネス&生活あるある
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3. セブのレストラン
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4. 今週買ったもの
今週はこのコーナーもお休みです。
5. 筋トレ
白馬に来て、週3回の筋トレ復活しました。
【肉体改造ダイエットコース】白馬英語合宿でも提供します!
https://cebuec.com/workout-in-hakuba/
そして、史上最高体重を記録した醜い体も徐々に締まってきました。筋トレも重要ですが、やはりポイントは食生活ですね。下記が現在の私の食生活です。
・今日で禁酒2週間達成!
・朝ご飯 なし
・ランチ 12時に茹で卵2個
・夕食 18時にたっぷり(ご飯おかわりもします)
飲み物は、お湯かブラックコーヒー。
風呂上りのノンアルコールビールが唯一の楽しみ。
こんな生活も慣れてしまえば苦痛ではありません。とにかく、日々体型が改善されていくのが嬉しくて仕方ないですね。そして、おそらく1番効いているのはプチ断食です。上記をもう一度見て下さい。夜の18時から翌日の昼まで、約18時間の断食を毎日しているのです。
5週間の白馬滞在もまだ1週間が終わっただけ。合宿が終わる迄にはバキバキの体を手に入れてみます!
6. 経済&投資
日経平均 (年初来 -4.06 %)
ダウ平均 (年初来 -5.54%)
フィリピン平均 (年初来 -21.37%)
今週は数字だけ。