人工心肺ってなにしてるの?①
こんばんは、むーです。
自己紹介はするときとしない時があるかもしれません←
臨床工学技士の業務に、人工心肺ってあるんですけれども。
どんな業務か簡単に説明されているけど、
で、なんなの?感が強いと思います。
なので、短いながらも少しずつ書いていければなぁ
と思っています。
※私も勉強中なので、濃密な文が書けないだけです(言い訳)
人工心肺は、
心臓自体に障害があらわれ、
心臓の機能が果たせなくなってきて
それを修復するための手術をおこなう場合に
使用されます。
たとえば
弁置換/弁形成
上行弓部大動脈置換
冠動脈バイパス
心臓腫瘍摘出
心房/心室中隔欠損の修復 など。
他にもいろいろあるんですが、
私がよく出会う(?)のは
この病名診断がなされたもの。
それで、手術中に人工心肺がどんな役割を
担っているのかというと。
名前の通り、患者さんの心臓と肺の役割をしています。
患者さんの血液を回路の中に引っ張ってきて、
酸素化(肺)してまた患者さんに返す(心臓)。
肺は換気を、心臓は血液を体中に送るポンプ
の役割を担っていますね。
上記のような症例の
心臓の手術中は心臓をとめて行う。
換気を止めるので、肺も動かないようにする。
動かさないように麻酔薬で管理されてます。
肺の代わりは人工肺で。
心臓のポンプの役割はポンプで。
ポンプは
ローラーポンプと遠心ポンプ
の二種類が代表的ですね。
私の施設では、遠心ポンプを主に利用しています。
どちらかにするかは施設によって違います。
回す人の好みも入ってます。
それと
心筋保護
高カリウムの液体で、組成はいろいろあるのですが
今回は省略します。施設にもよって違いもあるので。
心臓を止めて手術をしやすくするためと
心筋の障害を軽減させるため。
心臓も臓器ですからね。血液がいかないと、
心臓の組織も死んでいきますよね。
脳ほどの短時間ではないですが。
脳は3分程で不可逆的に死んでいくようですね。
あとは
サクションとベント
という回路があって。
サクションは、
手術中での心内操作中に出てきた血液を回収する回路
ベントは
主に心臓の中にたまった血液を回収する回路
心内操作で出血したものや、心筋保護として注入した液体が
戻ってきたもの、生理食塩水で心内を洗ったものなどが、
心臓のなかにたまるので、それらを回収します。
出血したものをそのままにしておくと、
術野が血液で埋もれて修復したい部分が
見えにくくなってしまうため回収する。
心臓の中に血液がたまってもメスで組織を切ったところから
あふれ出てくるとまた見えにくくなってしまうので回収。
ざっくりいうとそんなかんじ。
次回はざっくりした図をのせますね。
手書きなので、解読不能かもしれません。。。
ピカソは後々になってその素晴らしさを認めてもらえましたが、
わたしは、認めてもらえそうにありません。(笑)
そんな画力です。
ありがとうございます。お寿司🍣食べます♪(´ε` )