ブックオフ購入録 Vol.31 -250112-
2025年最初のブックオフ購入録🎍
年明け早々、ぎっくり腰からの容赦ない締め切り連打で疲れ＆ストレス＆寝不足MAX盛り。ありがとうおしごと！ダブルピース！という最高の出発を経たのちに立ち寄るブックオフは格別である。
USベテランオルタナバンドが1982年にみんな大好きSSTレコーズから出した記念すべき1stアルバム。カートコバーンに愛され、あのニルヴァーナにカバーされた…など、ふわっとした情報だけ知っていたものの未聴のまま今に至る。そして、ついに手にしたこちら。同時期にSSTに所属していたminutemenやDescendentsに通じるポップでかつストレンジなパンクサウンド。名盤とされるのはパンクから脱した2ndアルバムらしいが、これはこれで80's USパンク特有の衝動に満ちていてかっこいい。
そんなMEAT PUPPETSの5th アルバム。そのフリで2ndじゃないんかい、と思うが無かったものはしょうがない。むしろ、同日同じ店舗の棚に別のアルバムがあった奇跡がありがたい。今作もSSTからのリリース。音は1stの頃よりだいぶ演奏技術が上がっていて驚いた。カントリーやフォークの牧歌的なメロディとそれでも滲み出るパンクスピリットの塩梅が素晴らしい。海外レビューなど読んでも、そこまで評価されていないぽいがオルタナティブロックの良い部分を煮詰めたような魅力的なアルバム。
US産トリップホップバンドの1stアルバム。長年ブックオフでCDを掘り続けていると、なんとなく名盤に対する嗅覚は鍛えられるもので、これは完全にその一例。リリースされた1996年は、Portisheadの1stアルバムが出た翌々年、Massive AttackのMezzanineが出る2年前というUK発のトリップホップがまさに全盛を迎えようとしているタイミング。メタルの上に打ち込まれたタイプライターのフォントや、腐食した打楽器の写真など時代を感じるイナたいアートワークから聴こえるのは極太ベースが厳ついトリップホップ。普段星評価しないくせに★★★★★です。
年が明けても550円以下30%OFFという厳格なセール設定は変わらず。一ヶ月ぶりでは棚の表情もそこまで変わっていなかったが、それでも新しい年に相応しいセレクトが出来た。というわけで、本年もよろしくブックオフ。