Tinkercadでパラメトリックモデリングから3Dプリントまでフルスタック体験(CoderDojo神山 #58 開催のご報告)
こんにちは、コーダー道場神山の本橋です。
寒くなったり暖かくなったり、三寒四温の日々が続いていますね。体調を崩されないようお気をつけてお過ごしください。
僕は絶賛花粉症でズビズバです。ズビズバー。
ご支援いただきました!
嬉しい報告です。『株式会社えんがわ』さまから、新しいノートパソコンをご寄付いただきました!
4K動画編集に使っていたゲーミングノートです。スペックは十分!
株式会社えんがわさま、どうもありがとうございました!
今月の3Dスキャンプロジェクト
3月も引き続き3Dスキャンを続けています。何事も続けていくうちに上達していくもので、スマホを使ったスキャンも少ない撮影枚数で高精度なスキャンができるようになってきました。
大きな手桶をスキャンした結果がこちらです
どうです、キレイでしょう! この手桶は1月にも挑戦したのですが、その際のスキャンは⇩こんな感じでした。
ひどいですね。形も崩れてしまっています。
3Dスキャンで気をつけたコツ
キレイにスキャンするうえで気をつけた点は2つです。
1つは手ブレを極力抑えるために机にスマホを固定して撮影するようにしたこと。ピントも合うように、撮影する前に毎回画面をタップしてピント調整も行うようにしました。
もう1つは撮影のバリエーションを増やしたこと。1方向あたり、20cmくらいまで近づいたクローズアップと、1mくらいに離れたロングショット(というほど離れてませんが)の2種類を撮影しました。
こんなふうに丸テーブルに対象をおいて、ざっくり時計の1時~12時の方角から撮影しています。それぞれの時刻方向から、スマホを机においた状態で遠近2枚、手に持って俯瞰位置から遠近2枚、各4枚を撮影しています。12 x 4 = 48枚の写真を撮影するようにしています。
とりあえずこの手順でキレイなスキャンデータが作成できるようになったかと思います。
奥が深い…!
3月のコーダー道場神山のニンジャたち
いつもより多めの子どもたちが参加してコンピューターで遊んでいました。
3Dプリンタの動作に興味津々(小学生)
どうぶつしょうぎ(未就学)
viscuitでプログラミング(未就学)
Tinkercad Codeblocksで3Dモデリング(小学生)
Scratchゲーム(小学生)
マインクラフト(小学生)
Tinkercad CodeBlocks(ティンカーキャド コードブロックス)
ちょっと驚きだったのは、小学1年生の男の子(もうすぐ2年生)がCodeBlocks(コードブロック)でロケットをプログラミングしていたことです。
CodeBlocksはScratchのようにブロックの組み合わせで3Dモデルをコーディングできるプログラミング言語です。
CodeBlocksでは3Dモデルを作ったり、アニメーション作品を作ることもできます。
ロケットモデルを作ったニンジャにはとくに詳しい使い方は説明しなかったのですが、自分の理解でふんふんと進んで見事にロケットを作り上げていて驚きました。
その場でプリントして持ち帰ってもらいたかったところでしたが、コーダー道場の開催時間が足りません。ひとまず鮎喰川コモンに預けて、後日取りに来てもらいました。
Scratchの経験があればコードブロックスで3Dモデルをつくり、3Dプリンタで出力することもそう難しくはないようです。
コーダー道場で作成した3Dモデルは神山メイカースペースの3Dプリンタでいつでも無料でプリントしています。
コーダー道場にお越しの際はぜひティンカーキャドに挑戦してみてください! 3Dモデルを作るのも、プリントするのも、すべて無料で体験できるように準備しています。