今年2度目の退職
まさか転職後1か月で仕事を辞めることになろうとは。
大阪の会社を退職してから、引っ越しやらなんやらでバタバタした5月末。
昨年に採用が決まっていた福岡の会社に6月から勤めることになったのだが、う~ん…な会社で、早々に退職を願い出てしまった。
思い返せば、面接や会社訪問の段階で「おや?」と感じる片鱗はいくつもあった。
メールに「こんにちわ」と書いてくる採用担当、会社訪問の日「急用で…」と社長がドタキャン(絶対に約束を忘れていた)、入社直前の「採用予定だった部署に新しい人を雇ってしまったので、別の部署に異動してもらう」という通告などなどである。
今になって思えば、この異動命令が出た時点で入社を断っておくべきだった。
私の人生は、だいたい思い通りに事が運ばない。自分の希望通りにはならないけれど、なんとな~く流れに乗った先に良いご縁があったりして、結果うまくいくというのが常だった。この異動命令も「流れに乗ってみるか~」と安易に受けたのだが、それがダメだったようである。
異動先の部署は、社員3人とパートさん6人で構成されていた。
私の指導者にあたる63歳のおっちゃん社員は、めちゃくちゃいい人だった。ちょっと話が長いのと、仕事のやり方が理論≦我流というところはクセ強だったが、顧客のことをいつも第一優先に考えていて、前向きかつ陽気なおっちゃんだった。
しかし、残りの社員がちょっとアレだった。
残業大好き主任が一人と、日和見さんが一人。特に残業大好き主任がヤバかった。まず、話しているときに目が合わない。対面して会話をしていても、いつも左下か右下を見ている。まっっったく目が合わない。そして、こちらが質問をしても、最後まで質問を聞かず言葉をかぶせてくる。にもかかわらず、入職後2週間目に突然「僕はあえて今まであなたに関わらずに来ました。もっとコミュニケーションをとってください。」と、例のごとくまったく目を合わせずに説教をかましてきた。(人と目を合わせて会話できない人とどうコミュニケーションすればいいんですかね?)という言葉が喉元までせりあがってきたが、言わなかった。日和見さんは、表面上やさしい風を装うが、複数人で立ち話をするときにあえて私を輪の外に外す位置をとるなど、地味~な悪意が目についた。
そしてある朝出勤すると、私のデスクの上に、大量の荷物(古い資料やコピー用紙など)が山積みにされていた。「え?」と思って周りを見たが、誰もそのことについて説明しない。周囲の状況を見ると、棚の入れ替え作業をしている形跡があったので、「あ~、主任がわざとやったな」と気づいた。
私の机の惨状を見たパートさんの一人は、見るに堪えかねたのか「何これ。こんな物置みたいなところで仕事させられて。」と、あえて社員に聞こえる声で言っていた。
そのほかにも、ちょこちょこした陰湿エピソードがあるが、割愛する。
指導者のおっちゃん社員がいるときは良い雰囲気になるのだが、なんせ63歳。あと2年で定年である。となると、あの社員たちとこの部署でやっていかなくてはならないということになる。部署としてのお先は真っ暗である。
さらに、会社の将来も怪しかった。
入職初日、”研修があるから〇時に本社に来て”と言われたので指定通りの時間に訪問したら、社長は不在。体調不良で欠勤されていたようだが、にしても誰か他に研修の予定知ってる人はいなかったのか?とか。
採用担当が私の履歴書を社員chatに流して「こんな人が入社するよ!」とアナウンスしていたりとか。なぜ私の住所・電話番号・学歴・職歴を社員に晒されないといけないの…?泣
同期の他部署の子から「夜勤連続で入れられてしんどい」という話を聞いたり、なんか、組織が機能してなくて働く人が無理してない?と感じる場面も多かった。
仕事内容は面白かったし、顧客の方々も素敵な人ばかりで、ほんとに辞めていいのかなと悩んだ。
私のことを気にかけてくれてるやさしいパートさんもいたし、居場所を作れないわけではなさそうだった。
でも、辞めちゃった。
32歳、無職、独身、実家暮らし。
結構キツい肩書である。
また転職活動しなければならない。それもきつい。
先日転職サイトに登録して、応募した会社2件に断られただけで卑屈になり、キャリアアドバイザーに「いろんな求人を見ていると高望みしてしまう。私ならこの程度という現実を教えてほしい。」と相談し「そんな相談初めて受けましたよ…!」と困惑させるという事件もあった。
今はおとなしくハローワークに行っている。
今週末が雇用保険説明会だ。
はぁ。しんど。