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『仕事は芸』雑感400_82

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。

私は自分の映画を観客が見ているとき、笑いがとれていないシーンにいつも注目します。

喜劇王と称されるチャールズ・チャップリン。世界で最も人気があり高収入の役者になっても、常にどん欲な成長を志向した。

例えば、ウケを狙ったシーンで笑っていない観客がいたら、それはコンテンツの問題なのかコミュニケーションも問題なのか、原因を細かに分析したという。逆に、ウケを狙っていないシーンで笑いがあった場合も同様だ。

成長とは、不断の磨き上げだ。成功に慢心することなく、厳しい自己基準を持つ。失敗やフィードバックを積極的に受け取り、次へと活かす。

あらゆる仕事は「芸」だ。例えば、講師業。学生の頷きや首をかしげる仕草、質問や学び・気づきに関するコメントなどを貴重なフィードバックとしながら、コツコツと己を磨く完成なき道だ。

あなたの仕事は、どのような芸だといえるか。どのように磨いていけるか。磨き抜いた先に創られる最高の作品とは、どのようなものだろうか。


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