『理由なき声』雑感400_11
毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。
理由なく自分の中から湧いてくる「内なる声」は天からの贈りもの
人生を振り返ってほしい。分岐点となるたくさんの選択が思い出されるはずだ。
自問して欲しい。どのようにして、その選択肢が出てきたのか。どのような理由で、その選択肢を選んだのか。その理由には、どれほどの納得感があるだろうか。
私たちは、極端に理由を求める社会を生きている。二言目には「なぜ?」「どうして?」と問い返される。「なんとなく」という答えは力を持たず、都合のよい即席の理由を探す。そんな理由が、本当に必要なのか。
自分の人生を振り返る。大事な選択肢や決断には、いつも理由はない。理由があると思えることも、やってわかったことを後づけしているだけ。
起点は、理由なき「内なる声」だ。
たしかに、常識や知識から考えられる選択や理由は役に立つ。ただし、必ずしも正しいわけではなく、自分がそれを求めているとも限らない。
常識や知識で武装する以前の自分は、どんなメッセージを発しているのだろうか。何かを大切にしたければ、それに無条件に耳を傾けることから、まずははじめてみよう。
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