PR: 動画配信の力:新たな視聴指標が描くエンターテイメントの未来
ドラマ界の豊作時代:バラエティーからドラマへの転換
テレビの世界は常に変化と挑戦の連続のようです。夏が本格化し、各民放局が秋ドラマの準備に余念がありません。今年はどうやら豊作の年となりそうで、各局が「テレビの原点」に立ち返った大胆な編成を進めているとのこと。"バラエティー量産時代"が終わるのか、それとも新たな局面へ進むのか、一緒に見ていきましょう。
ドラマ枠拡大の傾向
10月から始まる民放各局の秋ドラマに注目してみましょう。週8枠を設ける予定のフジテレビが最も多く、次いでテレビ朝日も日曜夜9時台にドラマ枠を新設し、日本テレビと並び週7枠。TBSも週6枠と、秋の番組改編はドラマが花盛りとなりそうです。
フジテレビの看板である月曜夜9時のドラマ枠では、『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』が放送され、中谷美紀と大沢たかお、二宮和也のトリプル主演というビッグニュースが飛び出しました。さらに橋本環奈が主演を務めるドラマも予定されており、彼女の実力と注目度が秋ドラマの成功に貢献することが期待されます。
動画配信と視聴率:新しい指標の誕生
実は、テレビの視聴率だけが全てではありません。近年、動画配信の再生数が新たな指標となっており、その結果がテレビ局の戦略に大きな影響を与えています。例えば、「王様に捧ぐ薬指」は見逃し動画配信サービス「TVer(ティーバー)」で130万人超の好成績を収め、長澤まさみ主演の「エルピス」や、広瀬すず主演の「夕暮れに、手をつなぐ」なども高く評価されています。
テレビ解説者の木村隆志氏によれば、「視聴率獲得が難しくなってCMによる放送収入が減少する中、動画配信における収益確保は重要課題です」とのこと。この視点から見ると、動画配信サービスの利用者増とその収益確保が、各局がドラマ枠を拡大する理由の一つとなっています。
ネットとテレビの新たな共生
各局は、テレビとインターネットの融合によって、新たな可能性を見いだしています。例えば、視聴率は低かったものの、動画配信で再生数が600万回を超えた「silent」(フジ系)のような作品があります。このような現象は、若年層をターゲットとする広告主がどちらに出稿したいかは明らかで、各局は配信を通じたネット広告の収入に大きな可能性を見いだしています。
以上から、今後のドラマ編成にはテレビだけでなく、ネットの影響力も大きく関わってくることが予想されます。ドラマ界の豊作時代が到来し、視聴者の選択肢がますます増えることでしょう。
私たちも楽しみながら、この変化を見守り、新しいエンターテイメントの形を楽しんでいきましょう。