見出し画像

ダヴィデとヴィーナスのグループ:サマソニ2024①


あたりめです。

今年も今年とてSUMMER SONICに行ってきました。(※大阪2days)


noteでサマソニのレポ書くの、これで3回目らしい。まじか???
それはつまりnoteを使い始めて3年目に入ったということ。流れる時の早さが正気ではない。これが俗に言う『歳』というものですか。


あと、3回目にして奇跡的に夏に投稿出来ている。過去2回はボリュームの都合で2つに分けたその2つ目の投稿が大幅に遅れ、最終的に仕上がるのが秋冬になるという過ちを2年連続で繰り返していた。『怠惰』のお手本すぎるだろ。不名誉な看板とは今年でオサラバすっぜ!!!アバヨ!!!!!



大阪は今年から万博記念公園に会場を移しての開催だった。この辺りの感想というか印象は本当に人それぞれだと思うけれど、個人的には緑が多かったこともあり、イベントとしての雰囲気は舞洲より好きだった。ただ雑草その他に鼻が弱い自覚がある方は注意が必要です。私は1日目終了後から3日間くらい謎の鼻水鼻づまりくしゃみに取り憑かれました。シンプルに鼻炎ですね。



それからこれに関してはもう会場が決定した時点で全員お察しではあったけれど、場内での移動がまじで凄まじかった。

移動問題に関しては場内に限らずで、今年から全てのステージが屋外になってしまったことで、冷房の利いた近隣施設で適時休息をとろうとした人も多かったはず。私もそうだったのだけど、これもまた移動にかかる時間が凄まじかった。

そんなことを言っても大型フェスにおける移動問題は付き物だし、全部承知の上で参加する必要がある。来年以降も万博開催なのであれば、体力・体調に応じてスケジュールをうまく調整しなきゃならないなと…よき学びになりました。






会場の全体図を把握する前に、着いて3分で後方から眺めるようにHenry Moodie(ヘンリー・ムーディ)のステージを観始めた。言語をはじめ、何もかもが異なるそれぞれの地で生きるアーティストとフロアが、音楽を介したときに いとも簡単に国境を越えた感情の往来を起こすあの現象。まじまじと見つめていて、軽率に泣きそうになってしまった。いやだから歳かて。いくらなんでも着いて3分で涙は早すぎるだろ。こんなんで大丈夫かよ2日間。



この投稿にある動画がまさにそのワンシーンなのだけど、日本国旗に書かれた寄せ書きをファンから受け取ったときの幸せそうな表情、たまらんすぎたな〜〜。エモーショナルで心臓がきゅっとなる彼の楽曲たちは、素直な感情を引き出す力がものすごいのかもしれない。



'ATEEZ'

「我…絶対……好きよな………」という気配はうっすら感じながらも予習無しのまっさらな状態で浴びたい気持ちが強かった私は、『8人』であること、『ミンギさんというホワイトヘアの方がいる』ことのみをインプットし、ATEEZの初見に挑ませていただいた。


いやホワイトおらんがな。


てかまてよ、ダヴィデとヴィーナスしかおらんが?




※以下、前情報無し初見の印象です。当時の衣装や言動による部分がほとんどのため、実際の御本人が持つ色と離れたものになってしまっている可能性があります。生暖かくよろしくお願いします、何卒…



まず第1ヴィーナスの背中の美しさが異常。せっかくのステージだというのにこんなところばっかり凝視してるのはどう考えても失礼だろと思いながらも見るのを一生やめられなかった。背中ブラックホールなんか? 問答無用で視線が縫い付けられるこの感覚、もはや恐怖に近いものを感じてしまった。



それから第2ヴィーナスの顔面の美しさが異常。センター分けされた長い前髪から覗く瞳がモニターに映し出されるたび、ちょっとずつこちらの眼球が潰されてゆく。気付いた頃には視界がほぼおしまいになっていた。『眩しさで霞む』みたいなものとは全くの別次元だった。



この時点ですでに満身創痍すぎるものの、ヴィーナスの脅威はまだ続く。
第3ヴィーナスの衣装とのシームレスさが異常。御本人から感じられる繊細で儚げな雰囲気と衣装の柔らかな素材との相性が天下一品すぎた。衣装として身に纏いました、というより元々身の一部ですと言わんレベルの同化。もはやひとつの芸術作品と化してしまっていた。



怒涛のヴィーナス砲により終わりかけていた己の眼球は、その狭間で『可愛いちゃん』を2名捉えていた。私はATEEZに可愛いちゃんとかいう概念は存在しないと イメージから勝手に決めつけていたため、最初は終わりかけの眼球が見せた都合の良い幻覚なのだろうと脳処理していた。だが可愛いちゃんは存在した。


1人目はチェック?のキャップを被っていたラッパーの方である。これは完全に衣装に影響されていますね。

この方のフロウめちゃくちゃ好きだったな〜〜〜。

なんというかすごく自由に宙を舞うような感じだった。重力が感じられなくて捕まえようと思っても一生かわされ続ける、遊び心いっぱいのフロウだった。少年みたいなやんちゃさと 決して他人に惑わされない一本の芯が共存しているような、そんな感触がした。



2人目はキャップとバンダナ?を組み合わせるあれ、ヒップホップのあの…ファッション…(伝われ)をされていた方である。(疎すぎかて)

いかんせん破壊力がとんでもなかったので記憶が曖昧なのだけど、途中MCで愛嬌というかファンの方へ向けて一言放った際の大デレがえぐかった。たった一言だったというのにそれが何だったのか一切思い出せないあたりがこの衝撃を物語っている。顔を隠すようにキャップを深く被り 結果的にファンの全視線が誘導されることとなった、恥ずかしそうにちぃ〜ちゃくはにかんだあの口角が今でも私の脳裏に鮮明に焼きついている。どうか全力で守られてください。



情報を極力シャットダウンしていたなかでも分かっていたのは、お一人とんでもねえボーカリストがいらっしゃるということだった。


弾力えぐいんだが


『だんりょく』ではなく『だんりき』と言いたくなるそれだった。声としての体感強度が尋常ではなかったのだ。


何があっても絶対千切れなそうな質感してたな…鋭利なもん飛んできても貫通とかせずに秒で弾き返しそうだったし、くそ重たいもんのしかかって来ても適度に形変えてうまいことエネルギー分散させて乗り切りそうだった。私今何の話してる?



そして私はここで気がつく。最初にヴィーナスの話をしておきながら、ダヴィデの話をすっ飛ばしていたことに。
もうやめようぜ。こっからダヴィデ出すんか?何の拷問???



ダヴィデ………、第1ダヴィデ、ウエストの細さが異常だった。競泳選手以外でいまだかつて見たことないレベルの逆三角形をしていた。あとお顔が俳優さんすぎ。自分が何を持ってして俳優と感じてるのか分からないけれど、まじで俳優顔すぎた。そこに立っているだけで威厳がビッシビシに溢れ出てくるので、パフォで先陣切って登場するシーンだったり楽曲途中で雰囲気がガラッと変わるポイントなんかで画を引き締める力がありすぎていた。



そして第2ダヴィデ、ヴァンパイアみ(ヴァンパイアみ)が異常だった。なんなんだあの妖艶さは。何らかの手違いで人間になってしまったとしか思えない妖しさだった。彼は致死量のカリスマを含んでいる。あれはあまりにも危険。

だいぶ序盤の段階でマイクを片手でくるくると遊ばせたワンシーンがあったのだけど、なんか軽くめまいしたもんな。そんなことある?



第2ダヴィデ・元ホワイトヘア・ミンギさん。彼はヤバすぎた。


K-POPアーティスト情報収集における基本中の基本『髪色で覚えるな』を余裕でスルーしてしまっていたため、ステージ開始直後はホワイトの不在に遠吠えしかけたが、そのラップを聴き 私はサングラスを装備したこの第2ダヴィデがミンギさんであることに無事気が付けたのだった。



マイク遊びに始まり、眉毛をちょこっとだけ動かしてみたり、サングラスからチョ〜〜〜鋭利な瞳をチラッと覗かせてみたり、かと思いきや外してマイクと一緒に片手で器用に持ったままパフォしたり、極めつけにはバンドマンのデスボイスに近いレベルの煽りを連発。


無理無理ちょっとまて。


無理とか言ったってこれはステージなわけであり、彼らは懸命にパフォを披露している、ただそれだけなのだ。無理なのは完全に己の都合。己でどうにかしなければならない。



私は正面を向いて右側で観ていたのだけど、ミンギさんがステージサイドの道を使って左側に行った際、数十秒後の己の運命を想像してしまいフライング絶命しかけていた。たった今 己の無理感情は己でどうにかすべきと心を強く律したところだというのに、「絶対に右側には来るな」と両手を擦り合わせながら左側に居るミンギさんにガンを飛ばすという異常行動を繰り出していた。なお数十秒後無事絶命しました。



念願の初ATEEZだというのに ほぼ見た目の情報しか書けてないの悲惨すぎるだろ。助けろ…



いやこれ私か?ほんとに私が原因なんか?




そもそもこれは 初見が到底脳内処理しきれない致死量の美を彼らが備えているがゆえに発生しているものなのでは??? だから楽曲やパフォ云々まで辿り着けないんだ、なぁそうだろ、頼むから認めてくれよ!!!!!お゛ねがぃ゛!!!!!!!!!!



ATEEZの楽曲やパフォを深く堪能して楽しむためには、まずこの制御不能の美に対する処理能力を身につけなければならないことを学びました。何の学びなんまじで。

とりあえず1日1静止画から始めたい所存。鍛錬は続く。


②へ続きます…



いいなと思ったら応援しよう!

あたりめ
サポートの通知を目撃したときは涙と鼻水を渋滞させながら喜んでおります、読んでいただき本当にありがとうございます。感想はこの上ない励みに、サポートは新たな音楽を浴びにゆくきっかけになります。