新企画「とくい と ありがとう」が生まれた多世代交流茶話会の話
私たちのnoteをご覧くださり、ありがとうございます!今回は地域交流拠点「ココルクえべつ」の新企画「とくい と ありがとう」が立ち上がるきっかけとなった「ココルクえべつ」の茶話会の話をご紹介したいと思います。
1.多世代交流が生まれた「ココルクえべつ」の茶話会とは
「とくい と ありがとう」の企画紹介noteでご紹介したように、「ココルクえべつ」では地域内の交流を生み出す様々なイベントを実施しています。
「ココルクえべつ」には特別養護老人ホームや介護老人保健施設など、高齢者の方にご利用いただける施設がありますが、そこでは月に一度、道内フリースクールに通う中学生が遊びに来てくれる茶話会を開催。若者と高齢者がおしゃべりしながら、コミュニケーションを楽しむ時間を過ごしています。
そんな茶話会でのお楽しみは「得意なことの交換」です。
例えば、あるおばあちゃんは昔の遊びや得意料理の方法を教えてくれました。インターネットでは調べられない知識に触れられたことで、話を聞いていた中学生は「すごい!」とうれしそうな様子です。
一方で、ある中学生はおじいちゃんにスマホを使った動画撮影を教えてくれました。一緒にTikTok用の動画を撮り、おじいちゃんも中学生も一緒に撮影を楽しみました。
遊びに来てくれる子どもたちの中には、学校に通えない子や悩みを抱えた子もいます。しかし、互いの「とくい」なことを教えあい、「ありがとう」のコミュニケーションを取ることで心地よい居場所が作られています。
この世代が違うからこそ生まれた「得意」と「ありがとう」のコミュニケーションにインスピレーションを受けて、得意の交換で夢を叶えるプロジェクト「とくい と ありがとう」が生まれました。
互いのやってみたいことを、互いの力で叶え合う――そんな地域の循環の輪が作られることを願っています。
2.「ココルクえべつ」の日常から描く未来
保育園の子どもたちが畑の草むしりをする姿を、老人ホームのおじいちゃん・おばあちゃんがにっこり微笑みながら眺める・・・オープンから2年目を迎えた「ココルクえべつ」では、そんな景色が日常になってきました。
保育園や老人ホームが単独の施設として運営されていたら、実現しなかった景色――その中に「ココルクえべつ」が目指す「地域の中で生きがいを持って、安心して暮らす街」の姿があると考えています。それぞれの施設の設備やサービスを充実させるだけでなく、施設を外へひらき、地域の皆さんの力を借りて街の福祉を支えていきたいと思います。
そうしたまちづくりを進める一歩として新企画「とくい と ありがとう」が活用されていけばうれしいです。「やってみたい」ことがある市民の皆さん、そして「応援したい」気持ちをもつ地域企業の皆さんと共に、ワクワクしながら様々な企画作りができることを楽しみにしています。
今後もこちらのnoteで企画の情報発信を続けていきますので、続けてチェックしてくださいね。企画についてのお問い合わせは「ココルクえべつ事務局」の下記連絡先まで。ご応募は以下のQRコードからお申し込みいただけます。皆さんのご参加をお待ちしております。