新世代ソシャゲ「ウマ娘」をよく知らないけど始めたい人向けの初心者講座(後編)
久々に酷いことをしてしまった。
こ、これは違うんじゃ……ウララちゃん用の継承要員を育成しようとして……親が勝利したレースを取るほど相性良くなるって聞いて……
リセマラしてでも取るべき「ライスシャワー」とは何者なのか
さて、前後編と銘打ってはいますが、前編ではなんかソシャゲそのものについて熱く語り過ぎたせいで、初心者講座とは名ばかりの記事になってしまいました。結局あの記事が初心者に伝えられるのは「ライスシャワーちゃんは可愛い」ということだけ……一体ライスシャワーちゃんとは何者なのか。
史実のライスシャワーちゃんについては、目の前の精密機械で調べていただければいくらでも出てくると思います。漆黒のステイヤー、黒い刺客なんて呼ばれていて、悪役扱いされることもあった(勿論、人気のあるお馬さんです)とか。ウマ娘から入った私がなんとなく知ってるのはその程度ですね。
そんなお馬さんがウマ娘ではどう表現されているかと言いますと、引っ込み思案ですぐに涙ぐんでしまう、ライスシャワーちゃんはそんな少女です。自分をダメな子だと言って卑下してしまう彼女を見ていると、隣に立って「そんなことないよ」と支えてあげたくなってしまう。そんなか弱さに惹かれて、お兄様お姉様となったトレーナーさんも多いと思われますね。
ライスちゃんは「弱い」だけではない
ただ、ライスちゃんの魅力を「小動物系」と一言で括ってしまうのは余りに浅はかで、お兄様お姉様方に失礼というものです。これは他のキャラクターの育成ストーリーにも言えることなんですが、ウマ娘の物語は基本的に「スポ根」なんですよね。
一見して華々しい、恵まれた身体能力を持つウマ娘のキャラクターたち。けれどトレーナーとして彼女達と接する中で、彼女達の生い立ちであったり、負けられない理由であったり、そういったものが徐々に浮き彫りになっていく。そして(ごく稀に例外もありますが)彼女達は皆、レースに真剣すぎるほど真剣なんです。打算や妥協など介入する余地のない、純粋なまでの「勝ちたい」という思い……その思いに触れるにつれて、私達は彼女らに、出会った頃とまた違う印象を抱くことになるわけです。
そして、ライスシャワーも例外ではありません。出会った頃はあんなにか弱かったライスちゃんが、いやむしろか弱かったからこそ、ストーリーの中でレースに対し前向きになっていく姿に、私達は感動せずにいられない。こればっかりは、もう皆さん自身で体験してくださいという他ありません。私がびっしりと文字で語るよりも手っ取り早く、確実ですから。
ともすれば、私達の方がライスちゃんに支えられているのではないか……一方通行の思いが双方向に変わったと確信した時、私達のお兄様お姉様ロードは新たな境地へ辿り着いたと言えるでしょう。
エンジョイガチ勢がプレゼンするライスちゃんの魅力
まあ、そうは言ってもウマ娘に触れたことのない方からすれば、私がいくら語ったところで共感はしにくいでしょう。どんなに魅力的なキャラクターでも、人にはそれぞれ好みがあります。ライスちゃんが全人類に待ち望まれた奇跡のキャラクターであるとは、流石に私も断言は出来ません。
ということで、もうこれは実際にライスちゃんの可愛いところ、ライスちゃんをリセマラするとこんな良いことがありますよというのを見せる以外にはないでしょう。私の力でどこまでライスちゃんの魅力をプレゼン出来るか分かりませんが、自称エンジョイガチ勢としてやらないわけにはいきますまい。
ゲーム「ウマ娘」では、ガチャで引いたキャラをメニューの各所に配置することが出来ます。全部で4か所あり、「ホーム」「強化編成」「ストーリー」「レース」です。それぞれ配置する場所に応じて仕草や台詞が変わります。当然ながら、ガチャで引かなければ配置も出来ません。あと、このゲームには「勝負服」なるものがあるのですが、最高レアの☆3であるライスちゃんはデフォルトで勝負服が解禁されています。ご安心を。
そしてこの仕草ですが、とにかく細かい調整が光ります。大きくはいくつかのタイプに分かれているのですが、どうやらその中でも小さな違いがあるようなんです。ライスちゃんと同じタイプだと、スーパークリークやグラスワンダーというコがいるのですが、例えば「ストーリー」画面だと……
並べるとこんな感じです。手の位置をご覧ください。一目瞭然ですね。背表紙のところを支える仕草はグラスワンダーにしっくりきますが、ライスちゃんはもうこの、ね。両手でしっかり縁を持ってて、もう、可愛すぎますわよ……(追記:私は持っていないので確認できませんが、友人によるとマックイーンもライスちゃんと同じ持ち方のようです。二人とも可愛すぎますわ……!)
しかしこうもライスちゃんが可愛いせいで、どうしても解決できない問題が発生してしまうわけですね。どこにライスちゃんを置くか問題。これは未だに有識者の中でも見解の分かれる難問です。
ストーリーの場所に置くと上記の画像の通り、両手でちょんと御本を持って、首を傾げて笑顔を見せてくれます。何もしてない時も大きなお耳がぴょんこぴょんこしててもう……ンッッッ
強化編成画面のポイントは、何と言ってもこのおててふりふり。強化編成画面に移るたびにおててを小さく振ってくれるんです。可愛くて無駄にこの画面に通い詰めること間違いなし。
レース画面は残念ながら「右向きで立つ」という仕様上、髪とお帽子でライスちゃんの可愛いお顔が隠れてしまうため、有識者の中では少数意見となっています(多分)。それでも「ライスちゃんは何処にいても可愛い」という原理主義に立ち返れば、レース画面でも可愛いことは間違いないでしょう。
ホーム画面は当然メインとなる画面ですから、ここが定位置のお兄様お姉様方も多いことでしょう。ライスちゃんとお喋りが出来る。これ以上の至福があって良いでしょうか? ただ、ホーム画面は当然競争率の高い画面でもあります。ライスちゃんが競争に負けるとは思いませんが、全体の調和を整えるため敢えて別の画面に、という考え方もあるでしょう。ライスちゃんは何処にいても可愛いのです。
そして更に更に悩ましいことには、配置していないコはランダムでホーム画面に現れるんですよ。もうね、何してくれてんの良くやったって感じですよね。当然ライスちゃんもランダムで出てきます。
マック×ライス。ごはんバーガーではない。
メインストーリーでも絡みのある二人。こう見えてライスちゃんの方が上級生という、このギャップ感が堪りませんね。ライスちゃんの妹力にマックイーンさんもたじたじです。先輩可愛すぎますわ。
ウララちゃん×ライスちゃん。こちらもウララちゃん中等部なので下級生なんですが、同級生みたいに見えます。ウララちゃんの爛漫さに度々救われているライスちゃんですが、塩と砂糖を間違えたクッキーもウララちゃんは食べてくれるとのこと。もうホントこの2人だいすき。でもクッキーの砂糖分量をそのまま塩に置き換えたら、多分塩分過剰で死ぬからやめた方がいい気がする……
ブルボンさん×ライスちゃん。この2人は育成クラシック期の宿命のライバルであり、メインストーリーやアニメでもクローズアップされていましたね。王道の組み合わせ。
どこか機械的で淡白なブルボンさんと、気弱で自信のないライスちゃん……一見不釣り合いな2人がレースの中でお互いを徐々に意識し、よきライバルとして認め合っていく。いやもうこれ友情とかそんなレベルじゃないでしょ。恋だわ。恋だな(確信)。アニメでブルボンがライスへの思いを伝えるとことかもう実質愛の告はk
イメージを損なってはいけない
ということで、長々とお付き合いいただきありがとうございました。正直ライスちゃんの魅力を伝えられたとは言い難いですが、少しでも興味を持って頂ければ幸いです。
まだライブエンジョイガチ勢として、ライスちゃんのライブの見どころなども語れていませんけれども、あまりに長くなってしまうので今回はここまでにしたいと思います。
お気付きでしょうか……徐々に記事が長くなりつつあることに……