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ニンジャスレイヤーのバズった本編ツイート詳細調査 2018

まずニンジャスレイヤーの全本編ツイートからRT数ランキングを作った記事がこちら。

そこから派生して年代別にRT数を調査するのが当記事です。今回は2018年

2018年は第4部のシーズン2が完結した年。完結したのが2018年12月31日なので本当に丸1年がシーズン2でした。

この年は本編以外の動きもたくさんあり、チャンピオンREDにて漫画(無印)の第2部連載開始、描き下ろしイラストのLINEスタンプ販売、ダイハードテイルズのDiscordサーバー開設、SteamにてAREA4643リリース、ニンジャスレイヤーTRPGリリースと盛り沢山。ニンジャ以外のダイハードテイルズの活動で言うと、2017年末にWeb連載されたオフィスハックが書籍になったり続編が出たり、逆噴射小説大賞が開催されたのも2018年です。

これら連載外の活発な活動が、本編RTの傾向にも変化を及ぼした…かもしれません。

1132RT 女子高生収容所あらすじ

あまりの常軌を逸したトンチキぶりに「女子高生収容所」がトレンド入りして日本中の一般人を混乱させてしまったPLUS限定エピソード、「フォ・フーム・ザ・ベル・トールズ」のツイッター連載版より、そのあらすじが2018年のRT数トップをかっさらった。

なお、トレンド入りしたのは初日の更新時で、このあらすじは2日目の冒頭。1日挟んで類い稀なる1000RT超えを果たしたということは、それほどまでに女子高生収容所には世間を揺るがすインパクトがあったと言える

694RT 三角関数

「学校の勉強が人生で何の役に立つんだよ!」という問いは若者たちと大人たちの間で永久に繰り返されるテーマであるが、「見張り塔のニンジャが放つレーザーに対する最適な抜刀位置を割り出すために用いられるのでちゃんと数学の勉強しようね」と言い返すことができるようになった。なったのか?

三角関数ネタは実際リアル中高大学生ぐらいに大量RTされている気配がある。

588RT スケベドミネイター

純粋無垢なパワーワードぶっ込んでくるの、やめろ!

第3部までは日本文化や現実にあるものをどこか曲解して描写したキテレツ用語解説・トンチキ描写が強かったが、第4部以降は解説や描写ですらなくワードそのものでニューロンを殴りかかってくるケースが増えている気がする。

いやどうかな、我々も最初は「アイエエエ!」「マルノウチスゴイタカイビル」でぶん殴られてたよな。パワーワードからトンチキ描写へ進化していったニューロンの殴り方がパワーワードに先祖返りしたような感じかな。

582RT リアルニンジャに効果テキメンの忍殺セスナ

まさかの忍殺セスナ・リバイバル。さらに、リアルニンジャは過去にニンジャスレイヤーの脅威に実際晒された当事者も多いので「忍」「殺」の威圧効果が対憑依ニンジャより遥かに高いという、納得できるけどなんか笑えてしまう状況になったことでRT数を大きく伸ばした。

550RT 偶然ペンキが

わざと笑わせにきてるだろ!

500RT 女子高生収容所あらすじ2

これは3日目のあらすじ。女子高生収容所リアリティショックも癒えきらぬまま、今度は「ニンジャのレーザーで原子分解消滅する脱走女子高生!」の部分がニューロンを蝕んだ。

493RT 強制労働女子高生

女子高生を攫って施設に収容して何するって当然R18なことを想像していた読者を手前斜め下ぐらいの方向に裏切った描写。

何度読んでも「労働バー」なる造語がなんであるか一切説明してないのが笑えますね。

484RT 最適な抜刀角度θ

ツイート内容自体は大変胡乱だが、振り返るとヤモトがまともな学校教育を受けていないことに気づくので少し憐憫の情も誘ったツイート。

これ以降も女子高生収容所が多すぎるので、解説なしで列挙させてください…。

454RT 女子高生収容所真実

452RT 女子高生の価値の浪費

430RT 「女子高生収容所」の初出

370RT 「女子高生性」という、言わんとすることは理解できてしまう画期的圧縮言語の初出

355RT 原子分解レーザー

327RT 青少年のなんかがアブナイ!

316RT エピローグ尊いヤモアサ

305RT 女子高生収容所あらすじ3

303RT リビドーが極まりすぎた運営者たち

以上、300RT超の女子高生収容所ツイートでした。

390RT イヤグワラッシュ

「アルター・オブ・マッポーカリプス」#10、マスラダVSサツガイのイヤグワラッシュ。恐らく初めてのお互いに殴り合っているイヤグワ

380RT インストラクション・ワン

フジキドからマスラダへ継承されるセンセイの教え。不器用な師弟関係には実況も大いに盛り上がっていた。

360RT 忍殺に恐れおののくリアルニンジャたち

先の忍殺セスナ登場ツイートの次。リアルニンジャたちがかつてニンジャスレイヤーに蹂躙された当事者であったことが言及された。

349RT セスナ登場

セスナ登場シーン。

338RT ウチクビ・ゴクモン・エクスキューション

声に出して読みたい忍殺語。微妙に韻を踏んでいるのがいちいちおもろい。

331RT ザ・ヴァーティゴ登場

「カウンシル・フジミ」#7にて、ゾーイの暴走により周辺地形はおろか連載中の文章そのものまで01ノイズまみれになったまましばらく連載が続いたが、4ツイート目でピンクの人が乱入し、文章を綺麗にして去っていったシーン。

300RT ソースカツ丼

スケベドミネイター以外にもよく分からない名称のウイルスはたくさんあると示唆されたシーン。ソースカツ丼。

個人的考察:「本編+実況タグ」以外の活動続々登場で実況RT行為減少?

14/24。これが何の数字か分かるか?
24は今回取り上げた300RT以上の本編ツイートの数、14はその内の女子高生収容所の数

多すぎて除外しようかとも思ったが、逆に女子高生収容所を除くと10ツイートしか300RTを超えていないのが2018年の特徴だとも思ったので、結局300RT未満は調査しないことにした。

女子高生収容所はトレンド入りのせいもあってか、あまりにもクラスタ外にバズったので、非ヘッズが女子高生収容所だけ読んだケースも結構発生していた(あくまで私の観測範囲による主観であり統計的なデータではありませんが、実況タグ以外の感想が散見されました)

これは年代というか単体エピソードそのものが極端にバズっただけで、その女子高生収容所以外は1年通してそんなに伸びてない。10ツイートのみ。しかもその10のうち4が忍殺セスナで、2がスケベドミネイター。2018年のバズツイートは多様性に乏しい。

ここからは想像によるところも大きいが、もしかして実況参加者自体が若干減っている?

というのも、PLUSが登場してからツイッター本編連載の量は少し減ってて、少なくともRT数調査対象の母数が違う。あと連載が少ないということは実況する機会も前より減ってる。しかも更新が終わるとnoteでアーカイブされるのでそっちで読んでる人もいるかもしれない(たまに加筆修正もあるし)
さらにDiscordができたり、TRPGができたりで、ヘッズの活動の場が実況タグに留まらなくなってる可能性もある。
色々な要因が重なって、昔ほど実況タグがリアルタイムワオワオして内輪めいた盛り上がりを見せることがなくなってきてるのかも…

これを具体的に調べようと思うと過去数年に渡って実況タグツイートの数を数えたり時間帯などの条件を揃えたりなんなりしないといけなくなってちょっとぼくの技術力では無理だしRT数の調査とだんだん関係なくなってくるので諦めます……。

或いは本編の内容がシーズン2後半~クライマックスで、バズりやすいトンチキ描写を挟めないシリアス展開が続いたせいもあるかも?(本編内容が熱く盛り上がったシーンが200RT台に集中している現象は2018年も観測できているし、PLUSとかTRPGとかは勢いが凄いので、ヘッズが減っているわけではなさそうなのよね…)

統計的なデータで示せず考察としてはふわふわで申し訳ないのですが、とにかく2018年の客観的事実として言えるのは、女子高生収容所がバカみたいにバズったのと、それ以外はあんまりバズらなかったということでした。

(そしてこれは次の調査に向けた現時点での仮説ですが、ここ数年でヘッズの囲い込み戦略には成功したものの本編更新低速化と本編RT数減少で新規流入の鈍化を危惧した翻訳チームが、2019年からninja_factを始めたんじゃないかなあ)

(続きはこちら↓)


カフェラテかミルクティー買います いや、カフェラテの方がカラテが高まりそうなのでカフェラテにします