APIとAPI Gatewayについて徹底解説！技術初心者でも安心の完全ガイド
こんにちは！技術的なことを勉強するとき、最初から難しい話が続くと挫折しそうになりますよね。でも、安心してください。このブログでは「API」と「API Gateway」というITの基礎中の基礎を、初心者でも分かりやすく、できるだけ身近な例を交えながら解説していきます。日常生活や仕事で役立つ知識が詰まっていますので、ぜひ最後までお付き合いください！
APIって何？わかりやすく説明します
まず最初に、APIという言葉の基本的な意味を知りましょう。
APIとは Application Programming Interface の略で、アプリケーション同士が情報をやり取りするために必要な仕組みです。普段使っているスマホやパソコン、アプリの裏側には、このAPIが見えないところで大活躍しています。
APIを例えると…
APIを「人間にとっての会話のようなもの」と考えると分かりやすいです。例えば、カフェで「コーヒーください」と注文するのは「要求」で、店員さんが「かしこまりました」と返事してコーヒーを渡してくれるのが「応答」です。このやり取りが、アプリケーション同士で行われているのがAPIです。
APIはどこで使われているの？
日常生活で私たちが目にするものの多くが、実はAPIのおかげで動いています。例えば次のような場面を考えてみてください：
天気アプリ：スマホの天気アプリが最新の天気情報を表示するためには、気象データを提供するサーバーとやり取りしています。
地図アプリ：現在地や目的地の情報をリアルタイムで取得するのもAPIのおかげ。
動画再生：YouTube動画をブログに埋め込んで再生するのもAPIを活用した例です。
こうした仕組みは、APIを提供する側（サーバー）と、APIを利用する側（クライアント）が協力して成り立っています。
APIの仕組みをもう少し詳しく
APIの基本的な役割は、クライアントがサーバーにデータをリクエスト（要求）して、それに応じてサーバーがデータを返す（応答）ことです。具体的には以下のような流れです：
クライアント：ユーザーがアクションを起こす（例：天気アプリで「現在の天気」を確認する）。
リクエスト：アクションに応じた情報をサーバーに要求。
サーバー：リクエストに基づいて情報を提供。
応答：クライアントにデータが返され、ユーザーの画面に表示。
YouTubeの例で言えば、動画再生機能を利用する際に、YouTubeのサーバーが提供するAPIを通じて、動画データや操作オプションがクライアントに送信されています。
API Gatewayとは？
APIについて理解したところで、次は「API Gateway」について解説します。これは、AWS（Amazon Web Services）が提供するAPI作成・管理のためのサービスです。API Gatewayを使うことで、APIの開発や運用が格段に簡単になります。
API Gatewayで提供される主なAPIの種類
REST API
代表的なAPIの一つ。情報のやり取りを効率的に行うためのルールに基づいています。HTTP API
REST APIよりもシンプルでコストが低い。WebSocket API
リアルタイム通信を可能にするAPI。
これらの種類ごとに使い方が異なり、それぞれに適したシチュエーションがあります。次章では具体的に見ていきます。
REST APIの仕組み
REST APIは、最もよく使われるAPIの一つです。「REST（Representational State Transfer）」は、シンプルで効率的なデータ通信の設計ルールを指します。
RESTの4つの基本原則
統一されたインターフェース：通信にはHTTPを利用します。
アドレス可読性：URI（Uniform Resource Identifier）で情報の場所を指定します。
持続性：データ形式としてJSONやXMLを使用。汎用性があります。
ステートレス：サーバーが過去のリクエストを記憶せず、その都度処理を行います。
これらの特徴により、REST APIは非常に汎用性が高く、幅広い場面で利用されています。
HTTPメソッドの基本
REST APIでは、クライアントがサーバーに送る要求の種類（メソッド）が以下のように定義されています：
GET：データの取得
POST：新しいデータの作成
PUT：既存データの更新
DELETE：データの削除
これらのメソッドは、CRUD操作（Create, Read, Update, Delete）に対応しています。
HTTP APIとは？
HTTP APIは、REST APIの簡易版と考えると分かりやすいです。機能は限定されていますが、その分コストが低く、必要最低限の機能を使いたいときに最適です。
WebSocket APIとは？
WebSocket APIは、双方向のリアルタイム通信を可能にするAPIです。例えば、次のような場面で利用されます：
チャットアプリ：メッセージがリアルタイムで送受信されます。
オンラインゲーム：プレイヤー同士のやり取りを即座に反映。
通常のREST APIとは異なり、クライアントとサーバーが常時接続されている状態を保つのが特徴です。
API Gatewayのメリットを整理
API Gatewayを利用することで、次のようなメリットがあります：
開発の効率化：APIの作成から管理、運用まで一元化できます。
セキュリティの向上：認証やデータ保護の仕組みを簡単に追加可能。
スケーラビリティ：利用者が増えても問題なく対応できます。
コスト削減：効率的な管理で無駄なコストを抑えられます。
これにより、API開発が初めての方でも安心して運用を始めることができます。
まとめ：APIとAPI Gatewayを活用しよう
この記事では、APIの基本からAPI Gatewayの活用方法までを解説しました。
API：アプリケーション同士をつなぐ見えない橋渡し。
API Gateway：APIを作成・管理するためのAWSの便利なサービス。
APIを使いこなせば、アプリケーション開発がよりスムーズになり、機能の幅が大きく広がります。特にAPI Gatewayを活用することで、セキュリティや運用面でも安心して利用できます。
これを機に、ぜひAPIの仕組みを学び、自分のプロジェクトやビジネスに役立ててみてください！
クラウドの勉強をするならAWS SAAに合格しよう
AWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)とは、Amazon社が運営する資格の一つです。
クラウドの勉強を体系的にするなら、AWS SAAの取得を目指した方がいいと言われています。
※AWS SAA試験の合格方法についてもまとめていますので、宜しければご覧ください