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140字の空想世界

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色々な140字の世界があると思いますが、自分らしくファンタジーの世界を詰め込みました。おやすみ前にのぞいたら素敵な夢がみれるような、そんなお話を中心に。時々、切なさや寂しさもあふ…
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#ファンタジー

【140字/空想】堕天使の秘密+【ちょっぴり日記】

重い首飾りを窓から投げれば あなたがさっと左手を振る ママ虹よと女の子の声 帰った時どうす…

クララ
2週間前
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【140字/空想】永遠の夏 + 日本滞在日記をちょっぴり

籠いっぱいに夏花を摘む 揺れる青は遠き日の優しさ 揺れる赤はまだ見ぬ未来のときめき あなた…

クララ
1か月前
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【140字/空想】今、出発するよ & 【日記】この青は特別な青、そう彼女は言った

歓声と空砲に僕らは飛び出した 白波を蹴立てて前へ前へ 百万の帆が ひしめき合ってざわめいて …

クララ
2か月前
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【140字/空想】耳の底のさかな & 【日記】9/11 メモリアルに寄せて

遥か遠くからやってくる音に空を仰げば 途方もなく愉快な驚きに満たされた。 あれはなんの曲だ…

クララ
2か月前
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【140字/空想】それはとても優しい音

雨音を閉じ込めました 彼が小瓶を掲げ 私は耳を傾けた 何も聞こえない 彼が静かに笑う 人の数…

クララ
2か月前
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【140字/空想】夜と僕と、いつかきみと

夜は仮面をつけて僕を訪れる 底なし沼のような色の 黙ったまま僕を抱いて ただ沈み込むから …

クララ
3か月前
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【140字/空想】白い花の午後

君が胸一杯に 白い花を抱いてやってくる   瞬間の連続が永遠なら 瞬間と瞬間の間は?   そんなものはないよ 途切れることがないんだから   僕の答えに君は頭を振った   いいえ 小さな小さな揺らぎがあるわ けれど何よりも広大で肥沃なものが 人はそれを夢と呼ぶのよ   花咲く午後の甘い痺れ 君の微笑みがいつまでも揺れていた 学生時代は紫ばかりを着ていました。 ボルドーも好きだった。 青はまだ遠いところにあって 自分にとっての色ではなくて。 だけどシャガールが好きで 彼の青

【140字/空想】秘密の秘密、秘密の喜び

私はね 彼女は片目をつぶって見せた 青い夜明けが忍び足でやってきたら すぐにベッドを抜け…

クララ
3か月前
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【140字/空想】ある夏の、夕刻の、いとけなさ

右の乳房の上には赤い金魚を。 左の乳房の上には黒い金魚を。 真昼の頃には汗ばんだ肌の上、 …

クララ
4か月前
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【140字/空想】青い白昼夢の唄

さざ波みたいな君を抱く ひんやりと甘くて極上 アンニュイな午後だから ユニコーンの回転木馬…

クララ
4か月前
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【140字/空想】ある夏の日の浜で

海からの風は容赦なかった。 何もかもがしょっぱくなって絡みつく。 お気に入りのドレスが 千…

クララ
4か月前
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【140字/空想】想いをしたためる朝

冷え切った石段を登ったり降りたり。 夢、何かを一生懸命探す夢。 無くしてしまったものは数知…

クララ
4か月前
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【140字/空想】星降る夜の内緒話

流星群がやってきた夜。 僕は彼女と二人、 街で一番高い鐘楼の天辺に腰掛けて 空の大騒ぎを見…

クララ
5か月前
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【140字/空想】始まりの朝

夜明け前の空は不機嫌そうだった。 一晩中待った伝令は現れず 最後の花は萎れて落ちた。 ちょうどいいじゃないか。 あなたが言った。 0から始めるにはちょうどいい。 くだらない言葉遊びはもうたくさん。 僕らは生きている。 それだけで十分だ。 お気に入りの靴を履いて歩き出そう。 朝の光を迎えにいけばいい。