バラのお茶会リハーサル 2018
ライムチーズケーキから10日、バラ科の花たちが一斉に咲き始めました。
ブラックベリーの愛らしいピンクの花を筆頭に、ノイバラが次々と開花し、
つるバラも木立のバラも。庭は芳しい空気に満たされていきます。
そう、6月です!
いよいよお茶会もリハーサルしてなくては!と浮き足立ちます。
まだまだバラたちも小さいけれど、その雰囲気を見ながら
お茶の用意をすることで、次の花の配置も考えたりできますからね。
この間まであんな小さな蕾だったのに。
レディ オブ シャーロットのこの美しさをご覧ください。
私はこの色をいつも「夢のような色」を言っているのですが、
蕾のときに与えられた日照時間やその光の強さによって、
花の色が変わってくるのです。なんとも神秘的です。
そしてつるバラ。ガーデンに向かって左にあるアーチのストロベリーヒル。
可愛らしいロゼット咲きの柔らかな花からは素晴らしい香りが。
まだ2年目ですが、その勢いはとどまるところを知りません。
アーチを覆い尽くすように咲いてくれる日が楽しみです。
そんなわけでまずはノイバラに敬意を表して白いデザートなど。
もちろんここでもバラ型を作って私もバラ科の仲間入りです(笑)。
レアチーズケーキに黄桃のバラを飾りました。
それにしてもなぜに Before & After いや、ただただ私的にツボでした。
すいません、この構図がなんだか面白くて、つい。
しかし、せっかくなので説明しておきましょう。
器は、アンカーホッキング社のブーピー・シャーベットグラスです。
キャンドルウィック、インペリアル社のものが有名ですが、
こちらもなかなか可愛く仕上がっています。
大きさといい重さといい、非常に使い勝手もよくておすすめです。
そしてお茶会ですよ、こんな感じで準備したわけですが、、、
ん?これでは、、、なんというか、、、
確かにティーセットも出てますし、バックにはノイバラはありますけど、
でもほら、ねえ、もっとバラのシーズン感が欲しいですよねえ。
ということで、、、こちら。
そうそう、ここまで引くと少しはアーチも写りますからつるバラも。
ザ レディ オブ ザ レイクの可憐な姿も入って嬉しい限りですが、
でもまだこれではアーチも半分だし、木立のバラも入っていません。
え〜い、もう少し!と引いてみると、、、。
入ったのは入りましたが、なんというか、今度はバラバラとした印象。
フォーカスはどこだ?って感じで好みの雰囲気に仕上がりません。
テーマはお茶会のはずが、テーブルも遠くなりますしねえ。
目の前に存在する偽りのない美しさ、その感動を、そのまま届ける。
それがこんなにも難しいとは、撮るたびに一喜一憂です。
ロザリアン(バラ愛好家)の情熱を胸に精進あるのみ、ですね。
というわけで、テーブルは別のショットでお送りします(笑)。
今回はノイバラに合わせて、バラという形状にこだわってみたかったので
手持ちの中から小ぶりなバラの花が綺麗なセットを選んでみました。
左はババリンチャイナから、ミッタータイヒのレディーパトリシア、
右はノリタケの、その名もラビングローズ(LOVING ROSE)!
バラ大好き、バラ万歳(笑)。
そんな私がことあるごとに見ているもの。
June is Rose Month 手元に残されているハガキのフレーズ。
ブルックリン時代にはメンバーで、時間の許す限り通って楽しんだ
BBG(Brooklyn Botanic Garden)からのハガキに書かれているものです。
自分の誕生月がバラの月だなんて、、、ああ、幸せすぎます。
そういうわけで、何度引っ越しても変わらず冷蔵庫に貼っておく。
ハガキはすっかり色褪せてしまいましたが、それでもいいのです。
その一言を、いつだって、見ていたいのです。
そう、これは、私のお守りのようなものなのかもしれません。
庭での時間、まだまだ続きます。
サポートありがとうございます。重病に苦しむ子供たちの英国の慈善団体Roald Dahl’s Marvellous Children’s Charityに売り上げが寄付されるバラ、ロアルド・ダールを買わせていただきたいと思います。