【第3弾:後編】広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ー広告編ー
こんにちは!Z世代研究会です。
今回は「広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた」ということで、自らがZ世代である入社1年目の社員に集まってもらい、今回は広告に関してざっくばらんに話してもらいました!の第2回です。
好きなCM・広告は?
・感動系、ストーリー性のある広告
「感動系が好き。グッとくるような広告が、ストーリー性あるもの。」という声が多く、「聖教新聞のCM好き。」という声も上がりました。
「言葉と生きていく」というキャッチコピーをもとに、CM全体が「言葉」を使う人間模様に焦点が当てられています。ストーリー性があり、かつ感動的なクリエイティブになっていますね。
他にも、「ポカリスエット」「カロリーメイト」「docomo25周年(ミスチルコラボ)」「マルコメ」「JT」「日経電子版」のCMが好きという声が上がりました。
また、「面白いCM、よくこのCM作ったなみたなと思える広告が好き。」という声も上がりました。「日清」や寺田心くんが出演している「ブックオフ」が例に上がりました。
「あのイメージの子を、あの感じで使うって最初に考えた人すごいなと思った。『ブックオフで服売ってるの?本ないじゃーん』のような、それをもろに出すところに驚いた」そうです。一般的には、本売ってます!のような訴求を行うCMをよく見かけますが、その逆で押していきたいところではない部分を押し出していった点が特徴的でしたね。
「カネボウ」のCMも人気でした。「希望よ、動き出せ。」というメッセージが込められたこのCMは、困難な状況の中でも、少しずつ前を向いて動き出そうとする気持ちを、世界各地の人々の笑顔や活力溢れる姿を通して描かれています。
「女性が力強い感じでめちゃくちゃよかった。」との声もあり、メッセージをより印象的に消費者に伝えることができているようでした。
このように、「心が動かされるCM」「ストーリー性のあるCM」が人気なようでした。
逆に苦手意識のある広告ってある?
・YouTube広告は邪魔だなと感じてしまう時がある
・商品名を連呼するCMは苦手意識がある
「YouTubeの広告は少し邪魔だと感じることがある」「テレビの場合、商品名を連呼するものが苦手」という声が上がりました。最初から最後まで商品名を連呼するCMは、一定のリズムと音楽と言葉が耳に残る感じや、商品名をやたらと押してる感じが強すぎて嫌悪感を感じてしまったそうです。
「推し過ぎてる感」が強いCMはあまり好印象を抱かれないようですね。
ただ、「ブランドイメージは下がるが、購買行動までは寄与しない。」との声もあり、嫌悪感を抱いたとしてもそれが購入に関与することはないようでした。逆に、「CMが良いと買いたくなる。ポカリとかまさにそうで、最近CMが良かったので購入した。」という人もいました。
SNS広告でモノ買ったことある?
・インスタのストーリーズで服を買ったり、企業説明会に申し込んだりした
インスタのストーリーズでアクションを起こしている人が多数でした。服を購入したり、就活時には企業説明会に申し込んだ人もいました。
広告とは少し異なりますが、Instagramのストーリーズでフォローしている好きなアパレルブランドのセール情報を目にし、購入に至った人もいました。なんとなく見ているストーリーズでも、しっかりユーザーの目に留まっているようですね。
ただ、購入に至った人はそこまで多くはなく、大半の人は直接広告からピンポイントで買うのではなく、LPまで遷移はするが比較検討で止まり、購入には至っていないようでした。
購入に至っていないとは言いつつも、その商品やブランドを知るきっかけにはなっているので、広告を出すことでユーザーの潜在ニーズをくすぐることはできているのでしょう。
余談ですが・・なぜ広告業界に入ったの?
・インターンを通して興味を持った
・大学の専攻やサークルに近いしものを感じたから
今までの自分の経験から、自分はどのようなことに楽しさを覚えるのか、興味があるのかを元に選んだ人が多いようでした。
また、「ダンスやっていて、自分が考えて作った作品をみんなに見てもらうって広告と一緒だと思ったのがきっかけ。説明会などを通し業界の雰囲気を気に入り、さらに仕事も楽しめそうと感じた。」との声もありました。ダンスも広告も一見華やかに見えますが、その裏側にたくさんの地道な努力が隠れている部分もまた似ていますね。地道に積み上げてきたものが輝く瞬間はたまらないですね。
最後に
今回も新卒社員に「広告について」をメインにインタビューしていきましたがいかがでしたでしょうか?皆さんの好きなCMは出てきましたか?
・Z世代の広告に対する感覚を知りたい方
・広告業界を就職活動の視野に入れている方
はもちろん、それ以外の方々にも何かの参考になったら幸いです。
次回は、株式会社スターミュージック・エンタテインメント様ご協力のもと、取締役の中村 雄太さん、TikTokで大人気のうじたまいさん、ゆうにゃんさんにお話をお聞きしました!おたのしみに!
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