新世界に適応できなかった

人間新しい環境だと馴染むまで時間がかかる。私の場合、高校や大学、会社に入りたての頃は食欲がなくなってしまうような感じだった。それでも10年以上勤め、何とかなってきた。

そして、この春無職になった私。サイドFIREをするような感じで仕事を辞めた。家庭の問題や、ストレスを少しずつ解きほぐしていった。数ヶ月かかった。ゆとりある家事、ゆとりある育児。その結果、自分でも驚くことに「働きたい」という気持ちが膨らんできた。元気になったら社会とのつながりが欲しくなった。また慌ただしくなるとわかってはいるけど、このまま働かずにいるのは違うと思えてきた。

周りの退職者を見る限り、FIREには向き不向きがはっきりとあるらしい。やってみないとわからないことが世の中にはたくさんある。退職もその一つ。辞めたことで見える世界があり、とても良い経験だった。何なら、65歳でも70歳でもずっと働いているのが向いているとすら思えてきた。お金の心配と、時間の有効活用、あとは自分のプライドのため。意外と自分にはプライドがあるのだということもわかった。セカンドキャリアも考えたいところ。ただ、問題は新たに働き口を探さないといけないこと。手に職があるわけではないので、前職の経験を元にあたってみるけれど、世の中の評価は厳しい。厳しければまた別の方法を考えるまで。とりあえずやりながら考える、そんな感じです。

相場はぼちぼち。あんなに一生懸命張り付いていたのが嘘のよう。むしろ張り付かない方がうまくいくってどういうこと?