活動紹介:『サイバーポリスゲーム』(組織版)を活用したセキュリティ人材育成ワークショップ

2024.10.29の12:20-13:50の90分間ですが、ナノオプトメディア社主催の【Security Days Fall 2024 NAGOYA】において、ワークショップを開催させていただきました。ご参加いただいた皆様方、どうもありがとうございました。
一応、提供としてはISACA名古屋支部の主催ワークショップという形です。実は、今回使った『サイバーポリスゲーム(組織版)』はまだ非公表でして、詳しくはまだお見せできないのですけれども、今回は愛知県警察サイバー犯罪対策課からも特別にご協力をいただき、ワークショップを開催させていただきました(感謝)。
当日の提供資料の一部を下記で確認できます。

愛知県警察が提供しているサイバーポリスゲームという教材は、現在小学校高学年以上むけのものを提供しています。

現在、これに加えて高齢者を中心とした大人の方向けの教材を、愛知県警察大学生サイバーボランティアに所属している大学生の学生たちが『サイバーポリスゲーム(高齢者版)』として開発をしています。
こちらは、作ってくれている大学生たちの修正作業や、実際に地域の高齢者の皆様にご協力いただいた体験会などを行なっている最中です。
2025年の春先には、公開できるようになるんじゃないかなーと思っています。

本日のワークショップで利用した組織版は、花田の方で主に基本構造を作り、サイバー犯罪対策課の方々にもチェックを入れていただいたものを、今回特別に出させていただいています。
今回のワークショップが初のトライアルということで少しドキドキしていましただけれども、参加者の皆様方の満足度も高く、楽しそうに参加いただけた様子で、私も満足&ホッとしました。
ゲームプレイも20分〜30分あれば十分に楽しめる内容になっているため、後半は、ゲームで利用する[問題発生カード]の内容を各グループごとに考えていただく、というワークショップを展開しました。
今回参加された皆様の大半は、所属組織においてセキュリティの対策を行う側であったり、一般社員に教育をするためのコンテンツを探されている方であることもあって、今回のワークショップは関心高く参加してもらえたのではないかなと感じております。
ゲームを一度プレイしている状況下ですぐにワークショップに移行するこのスタイルは、企業組織や大学生などの教育では時間的な観点での効率が良く、さらに体験から思考と協議に進む関係で教育効果も高いことがわかっておりますので、このような形式で進めています。
4人1グループでのグループワークは、30分程度の短い時間で問題発生カードの新たな作問・解説の執筆を行うことができました。
最後に内容を発表していただきましたけれども、なかなか優れた問題・すぐに自組織で利用できそうな問題が多く、私自身も学びが多かったです。

そんなわけで、今回のワークショップにご参加いただきありがとうございました。
ISACA名古屋支部は、毎回こういうワークショップをやっているわけではありませんけれども、月1回の月例会という勉強会を定期的に開催しておりますので、ぜひご興味のある方はWebサイトをご確認いただければと思います。


いいなと思ったら応援しよう!