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第195号(2022年10月24日)ウクライナ四地域に戒厳令導入 続くインフラ破壊
【NEW CLIPS】ポーランド供与の T-72戦車がバフムト戦線に出現
#Ukraine: A Polish-supplied T-72M1R tank spotted in #Bakhmut that's an excellent example of local Ukrainian modifications- as well as Kontakt-1 ERA, additional rubber sheet armour has been added to the turret/hull, as well as slat armour to the rear of the turret. pic.twitter.com/tga30V8pR4
— 🇺🇦 Ukraine Weapons Tracker (@UAWeapons) October 22, 2022
開戦後にポーランドがウクライナに供与していたT-72(独自改良型のT-72M1R)が東部のバフムト戦線に投入されたとみられている。コンタークト-1爆発反応装甲を装着するなどウクライナ独自の改良をおこなっていたために戦線投入が伸びたのだろうが、逆に言えば虎の子の戦車を戦時下で改修に回すだけの機甲戦力の余裕がウクライナにできている、ということでもあろう。ウクライナはさらにPT-91戦車もポーランドから相当数供与されているはずだが、これらもまだ戦線に姿を見せていない。
【今週のニュース】戒厳令導入、インフラ破壊、新型原潜配備等
<ロシア政治・社会の動き>
モスクワ市内で防空壕を再稼働?
『メドゥーザ』がいくつかのローカルメディアを引用しつつ報じているところによると、モスクワ市内では学校や病院といった公共施設の防空壕を再稼働させるために状態チェックや物資の運び込みを開始しているようである。
モスクワが空襲を受けるとロシア政府が本気で考えているようには思われない。もし攻撃を受けるとすれば真っ先に標的になるのはクリミアとかベルゴロドであろうし、実際にこれまでもそうした攻撃(の疑いも含む)は幾度もあったが、これらの地域で住民保護の措置が強化されたという話もあまり聞かれない。とすると、モスクワでの防空壕再稼働は、「念の為」とか「戦意高揚」といった意味合いが強いように思われる。
動員対象者への免税措置を発表
2022年10月22日、ロシアのミシュスティン首相は、動員対象者に対する税金の支払いを免除するとの政府命令に署名した。
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