メルマガ第44号(2019年7月5日) ドヴォルキン将軍の軍事ドクトリン改訂論
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【インサイト】ドヴォルキン将軍の軍事ドクトリン改訂論
少し前のことですが、ロシアの有力紙『独立新聞』に、ウラジミール・ドヴォルキン少将(退役)の論考が掲載されました。ロシアの軍事政策の基礎である『軍事ドクトリン』(現行バージョンは2014年12月に公表)について、核戦略の修正が必要であると主張するものです。
ところでドヴォルキン将軍は、かつてソ連戦略ロケット軍(RVSN)で核運用政策(ことに核のターゲティング)に携わり、2000年版軍事ドクトリンの策定時にも深く関与した人物。退役後はロシアのナショナル・シンクタンクである世界経済国際関係研究所(IMEMO)の国際安全保障センターに所属し、同センター所長であるアレクセイ・アルバートフ氏と共に核兵器を巡る多くの著作を発表してきました。
そのドヴォルキン将軍が『軍事ドクトリン』の核戦略について何を主張しているのか。そう長いものではないので、以下に全訳してみたいと思います。
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