ライブハウスに行く理由
23歳にも慣れてきて、高卒の同期にも頼られるのが当たり前になってきた。責任感が伴う年齢になっている。
高卒と大卒とでは給料が違う。だが、私は絶望的に貯金がない。競馬で負けているからではない、ライブハウスに通っているからだ。
私が1番最初にバンドに触れたのはRADWIMPSだ。中学生の時に家で天皇杯を見ていた。その時にテーマソングだった君と羊と青を聞いて、サッカーよりも音楽に夢中になってしまった。そこから、高校生の時に人生で初めてライブに行った。たくさんの人が手を挙げ、熱唱している。その空間がとても楽しかった。
だが、高校では部活と勉強で精一杯だった。平日は学校、部活、塾、自分の勉強。土日はもちろん、試合と練習の繰り返し、ライブに行くとゆう時間もお金も高校生の私にはなかった。
そんなとき、YouTubeでhump backを見つけた。ガールズスリーピースバンドで歌いたくなるフレーズ、特徴的な声に魅了された。私は大学生になったら、ライブに行きたい。受験勉強のモチベの一つにライブハウスがあった。
コロナ流行。大学生になれば、行けると思っていたライブにもなかなか行くことができなかった。そんなとき岡山でTETORAのライブを見つけた。hump backをよく聞いていて、関連でTETORAもよく聞いていた。それが初めてママツーに行った記憶だ。
それから、TETORAのライブによく行くようになった。そこで対バンするバンドにどんどん出会い、アルステイクも大好きになった。アルステイクのおかげで岡山のバンドにもよく触れることができた。
岡山のバンドは素晴らしかった。アルステイク、unfair rule、zoo、ヨークシン、wglkslowly、マママ•ダ•マートなどなどライブハウスに友達ができるようにもなった。
最初はライブに行きたい!とゆう理由でライブにたくさん行っていた私だが、どんどんこのバンドも見たい!この曲を聞きたい!とのめり込んでいた。
大学生活でたくさんのお金を使って見に行ったが、たくさんの友人もでき、たくさんの場所に行くこともできた。良い時間の使い方、お金の使い方ができたなと今でも思える。
もちろん、今でもこのライブが見たい!とゆうことがあるが、最近はこんな言葉を聞きたい。考え方を増やしたいとゆう理由で好きなバンドがある。簡単に言えば、昔は曲が好きだったが、今は歌詞やフレーズを聞きたい。その違いだ。
最近心にずっと残っている言葉がある。
オサキアユ(さよならポエジー)
「辞める理由がないから続けるのっていいんですかね?」
これが今の私の人生に刺さりすぎている。仕事、趣味、友人、恋愛、日常生活の小さなことでもこれが刺さりすぎている。したいことがあるから続けているのか、辞めるきっかけがないから辞めれていないだけなのか、すごくこれからの生活でこの価値観は大事にしたいなと思った。転職を見据えて、入ったこの仕事も、結婚など何も考えていない今の彼女も、好きで通い続けているライブハウスもなんのためにしているのか、やめられないから続けているのか、その決断をできるような、理由をつけて生活できるような人生にしたい。
私がライブハウスに通う理由は、好きな音楽を聴きたい、一緒に口ずさみたい、友達に会いたい、人生の考え方をもらいたいからだ。
何歳までライブハウスに行くのだろうか、どんどん新しいバンドも増えていく中で、自分に刺さるバンドも人生によって変わっていくんだろうな。それが楽しいんだよな〜。