自分とギャンブルについて

結論からいうと競輪を辞めます。

今日家から帰ったら親から衝撃の告白をされました。

「誰もダービー決勝スペースしてないってマ?」
このツイートをした直後でした。


とりあえず自分の心を落ち着かせるためにこれを書きます。

まず、私はギャンブル依存症です。
借金は余裕で150万以上あります。

普段は何をしているかというと大学生で、バイトをしています。ただ普通の大学生ではありません。

4年生ですが、普通に卒業していれば社会人2年目の歳で今年24歳になります。つまり大学6年生というのが分かりやすいかもしれません。

大学3年生後半辺りからうつ病の症状が出始め、5年生になるタイミングから休学手続きを取り、以降ずっと休学しています。

うつ病の治療に関しては大学4年生の頃から病院に通い、様々な薬を試して、大学4年生12月の時に飲み始めた薬を今も飲んでいます。

競輪に出会ったのは大学4年生の2月辺りでした。大学3年生後半から大学4年生にかけてはずっと家でダラダラする生活をしていましたが、私の人生を輝かしいものにするものでした。毎日が楽しく競輪を辞められませんでした。ただこの時アルバイトなどしておらず何を資金にしていたかと言うと大学に入学する時に借りた奨学金の残りやクレジットカードでした。もちろん返せるあてなどなく。

焦った私は同じ年の6月、親に一言も告げることなく急いでアルバイトを始めます。ただ、残っていたはずの奨学金が無いことがバレて競輪をしていたことを告白しました。それを病院の先生にも告げました。病院の先生はあっという間に借金は膨らむことと、セーブするようにということを仰っていたと思います。

ただ、辞められません。

競輪は見ているだけでも楽しく、買って見るともっと楽しいのです。もっと当てたい、もっとやりたい。今までダラダラするだけの私は楽しくて仕方なかったです。

気がついたら資金はそこを尽き、気がついたらお金を借りていました。

病院の先生ににその事を告げると、借金はすぐに膨らんでいく、辞める意思がないと辞められないというようなことを言っていました。ギャンブル依存症対策の教室を進められて通い始めました。薬の影響では無いようで、薬の変更などは特にありませんでした。

麻雀プロ競輪部の配信が始まった頃と私が競輪にハマり始めた時期が重なり、気がついたらたくさんの仲間と競輪や麻雀について語り合うようにもなりました。ずっと借金がある事を隠して。

ある麻雀プロ競輪部繋がりで出会った方はよく言いました。

「自分の範囲内で無理せずやりましょう」

借金があり、それがどんどんと膨らんでいく自分は借金などないフリをして適当に賛同していました。
心にぶっ刺さりながら。

ただただ増える借金を背に、ダメだとわかっていても競輪が辞められない日々が続きました。

いつしか借金は150万を超え、年収が130万にも満たない私は気づいたら総量規制を超え、どこからも借りれなくなっていました。時にはケータイ会社の電話料金合算払いを使ったり、危うく闇金に手を出しそうになったり、売れそうなものならフリマアプリに出品していました。

自分の保身のためなら嘘だってつきました。

競輪をやっているのに辞めたって言ったこともあります。

借金を隠していた事だってあります。

はっきり言ってクズです。


結構なクズです。



ただ、完璧なクズじゃない可能性があったようです。
それが冒頭の親からの告白でした。

私の家庭は裕福な家庭ではありません。借金など返せる訳もなく、今まで幾度となく怒られました。

「金がないから今すぐ出て行かなくてもいい、ただ3年以内には出ていってくれ。」

そう先日も告げられました。

ただ、どうやら何か思い当たる節があったのかもしれません。私が飲んでいる薬について調べたようです。

私が今飲んでいる薬は大学5年生の12月から服用している「エビリファイ」という薬です。

別名は「アリピプラゾール」
精神神経用剤で抗うつ薬の一種です。

気持ちの高ぶりや不安感をしずめ、また停滞した心身の活動を改善します。こうした作用から、もともとの適応症である統合失調にかぎらず、強い不安感や緊張感、興奮状態、うつ状態などさまざまな精神症状に応用されています。 

この薬を飲み始めたのは4年生の12月、競輪に出会ったのは4年生2月でした。

そしてこの薬は2018年1月に厚労省より使用上の注意の改訂が行われました。

そこには投与中の注意事項にこのような文があります。

原疾患による可能性もあるが,本剤投与後に病的賭博(個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず,持続的にギャンブルを繰り返す状態),病的性欲亢進,強 迫性購買,暴食等の衝動制御障害があらわれたとの報告がある。衝動制御障害の症状につ いて,あらかじめ患者及び家族等に十分に説明を行い,症状があらわれた場合には,医師 に相談するよう指導すること。また,患者の状態及び病態の変化を注意深く観察し,症状 があらわれた場合には必要に応じて減量又は投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000193449.pdf

つまり、私のギャンブル依存症は薬が原因の可能性があるかもしれないということです。

病院の先生はギャンブルにハマっていることを伝えても借金はすぐに膨らむこと、辞める意思を持たなければ辞められないこと。それぐらいしか伝えられず、薬の減量や変更などは提案すらされませんでした。

それはおろか薬を投与するにあたって同じような説明はいっさい受けていません。

確実に薬が原因であるという証明は難しいです。
ただ、投与開始が12月ギャンブルにハマり始めたのが同年2月とすれば時系列的にはバッチリです。

また、自分自身の問題の部分も多々あります。辞めるタイミングはいくらだってありました。3日連続1000倍越え車券取った時は完璧に辞めるタイミングでした。また、借金する前に親に相談したり、競輪を辞めてないのに辞めたと嘘をつくことも自分の問題です。

ライン先頭の自分自身の先行力に加えて薬がうまく捲ってくる選手をブロックしてくれた。とでも言いましょうか。

薬一つ一つにはやはり合う合わないがあるので自分とは悪い方に合ってしまったのかもしれません。

先ほど分かったことなのでとりあえず今は「薬のせいでギャンブル依存症になった」と私は信じたいと思います。
大半は自分自身の問題ですが少なからず要因はあったと信じます。もちろん願望込みで。

そしてこれを機に競輪を辞めたいと思います。
ただ見るだけでも楽しいんだよなあ……。
予想するのも楽しいんだよなあ……。


予想や見ることはあってもしばらくは買うことはやめます。

ダービー決勝が控えてるって言うのに……!
昼田くんだって買いたいのに……!
9日から泉さん走るのに……!

薬を変えたり、辞めたりしたらすぐにさっぱり辞められるのかというとそうではないと思うのでここからは己との戦いです。

ギャンブル依存症を治す戦いはここから始まります。

やるしかねえ。

読んでいる方で薬を飲んでいる方がいれば自分の薬について1度調べてみるのもいいかもしれません。

ってなわけで長い文になってしまいましたがご一読いただきありがとうございます。

こんな自分の話は興味のない人しかいないはずですが、ここまで読んだあなたは相当マニアックですね。
お礼に投げキッスしときます😘😘😘

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